これはモバマスssです


2 :◆TDuorh6/aM :2017/01/17(火) 21:34:47.28 :fhjwk1peO

フレデリカ「ふんふんふふーん、噴火~」

杏「ここ江ノ島だし、もし噴火したら杏達けし飛ぶからね?」

文香「ふぅ…なかなか、混み合っていますね」

杏「そりゃ観光地だからね。橋渡るだけで疲れたよ」

フレデリカ「さてさてー、今日は素敵な噴火スポットを紹介しちゃうよー!」

杏「いや観光スポットね」

文香「そう言えば…書店は、ないのでしょうか?」

杏「観光スポット、いいね?」


3 :◆TDuorh6/aM :2017/01/17(火) 21:35:47.09 :fhjwk1peO

フレデリカ「ふふーん、久し振りにほんとのごっこ遊びだねー」

杏「え?これハンドカメラで江ノ島のレビューする企画じゃないの?」

フレデリカ「江ノ島レビューごっこだよー。見せる相手は肇ちゃんとプロデューサーだけ!」

杏「なんで肇ちゃん本人を連れてきてあげなかったのさ…」

文香「肇さんは、本日は朋さんと別の番組の収録を…」

杏「別の、って。杏達のは完全に遊びでしょ?」

文香「いえ…前回の様な事もありますから、気を張ってきちんとレビューしなければなりません…」

フレデリカ「ぐだぐだした姿なんてファンのみんなに見せられないからねー」

杏「今更だね」


4 :◆TDuorh6/aM :2017/01/17(火) 21:41:49.68 :fhjwk1peO

フレデリカ「どこからまわるー?フランス?」

文香「シラスの食べ放題を…あら、コロッケなんてものも…」

フレデリカ「わぁお、海があるねー。つまりフランスは目の前!」

文香「…お財布が…帰りの電車賃しか…」

杏「あぁ、懐かしいよこのノリが」

フレデリカ「電車賃がないなら歩けばいいんじゃないかなー?」

文香「約5.60キロ…不可能ではありませんが、いかんせん歩きながら読む本がないので…」

杏「いいよ貸しとくから。それでどこから巡る?」

フレデリカ「エッフェル塔!」

杏「江ノ島」

文香「…近くに、書店は…」

杏「せめてレビュー終えてからね。あとちゃんとするんじゃなかったの?」


6 :◆TDuorh6/aM :2017/01/19(木) 01:18:42.80 :SXfBeybJ0

杏「で、どうする?シラス食べる?」

フレデリカ「フレちゃん的にはサーフィンしたいかなー!」

杏「今一月だよ?」

フレデリカ「でもオーストラリアだと、クリスマスにサーフィンをしているんだってよー?」

文香「なんと…!」

杏「まぁいいや、杏はシラスコロッケかって来るから」

フレデリカ「道分かる?困ったらおまわりさんに聞くんだよ?」

文香「あぁ…きっと、初めて娘をおつかいに出す母は、こんな気持ちなのでしょう…」

杏「はっ倒すぞ」
 

7 :◆TDuorh6/aM :2017/01/19(木) 01:24:32.78 :SXfBeybJ0

フレデリカ「ふんふー!フランスのみんなー!見てるー?」

杏「何その江ノ島在住パリ市民のみなさんみたいな」

文香「あら、杏さん…コロッケ、食べないのですか?」がぶっ

杏「せめてそれ言い終えて私に許可貰ってから食べてよ」

文香「…かのソクラテスは言いました…生きるために食べよう、と」

杏「微妙に違うしそれだと今の文香ちゃんと正反対だから」

文香「…本には、人生が詰まっています」

フレデリカ「ねーねー、はやく信玄餅食べよー?」

杏「まってそれ絶対江ノ島の名物じゃないから」

 
8 :◆TDuorh6/aM :2017/01/19(木) 01:31:57.40 :SXfBeybJ0

フレデリカ「そーいえば、江ノ島の近くはバイクでなんちゃらするのにうってつけなんだってさー」

文香「バイクで…何を、するのでしょうか?」

杏「間違いなく

フレデリカ「そりゃーもう、決闘に決まってるじゃん!」

文香「何を言っているんですか…説明不足です、それでは私は満足出来ません…」

杏「伝わってるんだよなぁ」

フレデリカ「まードライブ?ツーリング?なんだけどねー」

杏「杏は免許持ってないからなぁ」

フレデリカ「フレちゃんも無いよー」

文香「私も…」


9 :◆TDuorh6/aM :2017/01/19(木) 01:36:38.11 :SXfBeybJ0

杏「肇ちゃんは原付とか持ってるのかな」

フレデリカ「肇ちゃんなら走ったほーが速そうじゃないかなー?」

文香「そうですね…原付では、大切な陶器を破ってしまう危険性もありますから」

フレデリカ「文香ちゃんは本何で運んでるのー?」

文香「段ボールです」

杏「いや、だから何に乗せて運んでるの?って」

文香「杏さん…人間には、立派な腕が二本もあるんですよ?」

杏「…マジか」

文香「冗談ですよ…軽トラに乗せて、あとは叔父が運んでいます」

 
10 :◆TDuorh6/aM :2017/01/19(木) 01:40:12.11 :SXfBeybJ0

フレデリカ「目の前海だねー」

文香「手を伸ばせば、直ぐにでも掴めそうなほど近くて…汚いです」

杏「まぁ江ノ島だからね。観光客多いしマナー悪い人も多いし」

フレデリカ「ゴミがゴミの様だ!」

文香「哲学的ですね…果たして、今貴女がゴミと認識したモノは本当にゴミなのでしょうか?」

杏「ゴミだよ」

フレデリカ「でもいっぱいあるよー?」

杏「チリが積もってもゴミ、ゴミが積もってもゴミだよ」


11 :◆TDuorh6/aM :2017/01/19(木) 01:42:17.54 :SXfBeybJ0

杏「で、フレデリカちゃんちゃんと撮影してたの?」

フレデリカ「あ、忘れてたーん」

文香「まったく…フレデリカさんは、抜けた所がありますからね」

杏「杏は何も言わない。このユニットメンバーは全員ブーメランになるから」

フレデリカ「じゃー今から撮る!」

杏「って言ってももう夕方なんだけどね。ハンドカメラだと映りにくくない?」

文香「では…足りないところは、私が語りで補いましょう」

杏「おー、割と頼もしい」


12 :◆TDuorh6/aM :2017/01/19(木) 01:46:00.44 :SXfBeybJ0

杏「…江ノ島っぽい事何もしてない気がする」

フレデリカ「スキーして帰る?」

文香「近くに…良さげな焼肉屋は…」

杏「杏一人で店回ってくるから、二人はここでずっと座ってていいよ」

フレデリカ「大丈夫?杏ちゃん!知らない人に連れて行かれそーになったら助けを呼ぶんだよ!」

文香「今、ついに…今まで一度も家を出た事の無かった杏さんが、フレデリカさんの元を旅立ちました…」

フレデリカ「あぁ、心配で仕方ない…大丈夫かなぁー?不安だなぁー?」

文香「フレデリカさんの不安、そして苦しみ…その全てを踏み越える様に、杏さんはついに、今!自分の足で歩いてコロッケを買った……っ!!」

杏「目立つわ!やめろやめろ!」
 

13 :◆TDuorh6/aM :2017/01/19(木) 01:47:31.38 :SXfBeybJ0

江ノ島、一度しか行った事が無いので何があったのかよく覚えていません
シラスコロッケだけは覚えています
お付き合い、ありがとうございました


14 :◆TDuorh6/aM :2017/01/19(木) 01:50:00.71 :SXfBeybJ0

昨日一昨日に書いたもの、宜しければ是非
全部ほのぼの

フレデリカ「怪談ごっこ、その2」
【モバマスss】植木ちゃんの見る風景
卯月「みんなで頑張ります!」


15 :◆TDuorh6/aM :2017/01/19(木) 01:55:31.00 :SXfBeybJ0

しばらく更新速度が遅くなると思うので、よろしければこちらも是非

鷺沢文香「短冊に願いを」
モバP「余命ドッキリ」
【モバマス】加蓮「蓮華の残火」
鷹富士茄子「過去神社」
【モバマスSS】Be My…
モバP「チョコを受け取るな?」
モバP「妹が欲しい」
モバP「元カノとプロデュース」


SS速報VIPに投稿されたスレッドの紹介です
【SS速報VIP】フレデリカ「江ノ島レビューごっこ」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1484656455/