あやめ2nd

南条光「最近寒くなってきたね」

小関麗奈「そうね」

光「宿題は終わった？」

麗奈「アンタはどうなのよ」

光「アタシはもちろん、やるだけやったよ」

麗奈「ふ～ん、“やるだけ”ねぇ……」

光「なんだよ」

麗奈「なんでも～」

光「そっちはどうなんだ、レスキューしてもいいぞ」

麗奈「家にあるの。ここではできないわ」

光「そうなんだ。いつやるの？」

麗奈「アタシたちが死ぬ前にはやるわよ」

光「ちゃんと帰ったらしなよ？」

麗奈「良い子ちゃんはキライ」

光「おい、それホンキで言ってるのか？」

麗奈「ホンキで言ってたらこうして駄弁ってないわよ」

光「……」

麗奈「……」

光/麗奈「うぇへへ」

結城晴「丸パクリじゃねぇか」

光「あっおはよう晴」

晴「おはよう光ねーちゃん」

麗奈「よく来たわね。レイナサマに挨拶する権利をくれてやるわ」

晴「はいはい。おはようごぜーますレイナサマ」

麗奈「心がこもってないわね。やり直しよ！」

晴「……」

光「怒りに飲まれちゃだめだ！落ち着くんだ晴ゥ！」

晴「ハッ……一体オレは何を」

光「危ないところだった……」

麗奈「で、挨拶は？」

晴「……」

光「……」

晴「そういえば2人は何話してたんだ？」

光「宿題やったかどうか」

晴「めちゃくちゃ普通の話だな……」

麗奈「そりゃ漫画でもなし、そうそう面白い話なんて転がってないわ」

晴「仕方ない、オレが楓さんから教わった面白い話を」

麗奈「絶対《尾も白い》話でしょそれ」

晴「バレた？」

麗奈「そりゃねぇ……」

光「アタシたちも聞いたからな！」

晴「なんだよ、落語みたいで結構面白かったのに」

光「元ネタは落語なんじゃないのかな？」

麗奈「さぁ？」

晴「なぁなぁ、落語って聞いたことある？」

光「ない」

麗奈「ないわ」

晴「オレもねえ」

光/麗奈/晴「ははは！」

晴「今のなんで笑ったんだ？」

麗奈「いやそんなのわかんないわよ」

光「あるある、なんかよくわかんないけど笑っちゃうの」

麗奈「本当？」

光「適当」

晴「おいヒーローそれでいいのか」

光「適当なヒーローなんてジャンルとしてはありきたりだよ」（真顔）

麗奈「なんでちょっと怒ってるのよ！大人気ない！」

晴「すまん」ｱｸｼｭ-

光「いいんだ。アタシも悪かった」ｱｸｼｭ-

麗奈「茶番よ茶番やってられないわ」

晴「なんだよ。混ざりたいのか？」

麗奈「んな！」

光「そうだったのか！ほら、握手だ麗奈！」ﾆｷﾞﾆｷﾞ

麗奈「ぐぬぬ」ﾆｷﾞﾆｷﾞ

光「あー」

麗奈「いー」

晴「うー」

光「江戸」

麗奈「ど田舎」

晴「カラオケ」

光「ケタロス」

晴「なんだそれ？」

光「仮面ライダーケタロス」

麗奈「そういうの無しで」

光「えー……」

晴「だって嘘か本当かわかんねえもん」

光「アタシを信じて！」

晴「適当なヒーローは割といんだろ？」

麗奈「けっこう根に持つわね……」

光「くっ、自業自得ってことか」

晴「これいつまでやんだ？」

光「アタシたちの覚悟が決まるまでかな？」

麗奈「パッと舞って、ガッとやって、チュっと吸って、はあぁぁぁぁぁぁぁん！したらこの妙な部屋から出れるんでしょ？ 」

晴「なんだそれ！？オレと条件が違うぞ！？」

麗奈「ゔぇ！？」

光「アタシは“マジカルナンジョルノに変身する”って指令だった」

麗奈「ファ！？」

晴「オレは“きらりのマネする”っての」

麗奈「え……ちょ」

光「……」

晴「……」

麗奈「なんで遠ざかるのよ！！」

晴「にげろーエロだー！！」

光「うわー！」

麗奈「小学生か！！」

晴「小学生だよ」

麗奈「そうだった！」

光「中学生だ！」

麗奈「うっさい！待ちなさいこのぉ！」

＼ﾆｹﾞﾛｰ／

＼ﾏﾃｪｰ／

ﾜｲﾜｲﾜｲﾜｰｲ

おわりん