あやめ2nd

――15日事務所

智絵里「おはようございます」

かな子「おはよう、智絵里ちゃん」

杏「おはよう……で、どうだった？昨日のデートは」

智絵里「で、デートだなんて……ただ、夜の梅を見てお食事して、その後……(///)」

舞「智絵里さんもですか。私も昨日は……(///)」

杏「おうおう、二人して青春してるね。ちゃんと避妊しないとダメだよ」ﾊﾟﾘﾊﾟﾘ

若葉「こらこら、あまり二人をからかわないの」

里美「えっと避妊ってなんですかぁ？」

加奈「あっと、えっと……(///)」

若葉「……ほら、こうなっちゃうから」

里美「？」

杏「（話を逸らそう）里美はホワイトデーにプロデューサーから何かもらったの？」

里美「はい、私はこの加産メープルシロップを二ついただきましたぁ」

かな子「わぁ、それって直輸入でないと手に入らないものだよ」

加奈「日本で手に入れるとユキチさんが数枚飛びますね」ﾒﾓﾒﾓ

杏「へいへい、愛されちゃってるね。……あれ？もう一つだけ？」

ネネ「一晩で……里美さんはたしかによく使ってらっしゃいますが」

里美「はい～、昨日、プロデューサーさんと一緒にお風呂で裸になって」

みんな「わー！わー！わー！」

加奈「そういうプレイ！？」

かな子「もったいない……」

智絵里「は、裸で……」ﾌﾟｼｭｰ

杏「智絵里ちゃん！？」

若葉「……えっと、里美ちゃんはちゃんと避妊したのかしら？」

ネネ「ゴムとかつけないと赤ちゃんができますので……」

舞「私みたいにまだ来ていないのでしたらいいのですが」

里美「えっとぉ、何か私の中で変なものが入っている感じがするからぁ、プロデューサーさんにつけないようにお願いしてますぅ」

若葉（まずい……）

杏（この娘、ガチだ……）

ネネ（清良さんに相談しないと）

里美はレッスンにいきました



ｶﾞﾁｬ

美由紀「おはようございまーす」

さくら「おはよ……えっ、智絵里ちゃん大丈夫！？」

智絵里「きゅ～」

杏「あ―、ちょっとソファに運ぶから手伝って」

美由紀「一体、何が？」

かな子「えっと……」

事情説明中

美由紀「ホワイトデーでのお返しですか？」

さくら「んー、今月誕生日だからこれで我慢しろってもらったのなら（ｺﾞｿｺﾞｿ）あるけど」

つ【マカロンとキャンディーの詰め合わせ】

加奈（かな子ちゃん、これは？）

かな子（マカロンが特別な人へ。キャンディーは好きな人へって意味があるはずだけど）

舞（さくらさんは気がついていないんですね……）

杏「えっと、美由紀は何かもらったのかな？それとも誕生日の明日まで待てとか言われた？」

美由紀「んーと、美由紀は昨日、お兄ちゃ……プロデューサーさんに肉を奢ってもらったぐらいかな？」

「沢山食べてもっと大きくなれよって言われたんだけど……」

ネネ（大きく……）

若葉（……まさかね）ﾁﾗﾘ

かな子「？？」

杏「まぁ、美由紀はちょっと軽すぎるからね」ﾁﾗﾘ

かな子「……で、どうしてこっちを見るのかな？」ﾋﾟｸｯ

「もうっ！杏ちゃんの重焼麺麭食べちゃうよ」ﾋｮｲ

杏「うわっ、それプロデューサーからもらったやつ！返せ！！」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

若葉「ふふっ、杏ちゃんもプロデューサーさんが大好きなんですね」

杏「だ、だだだだだ誰があんなヤツ！……こんなの食べちゃえば無くなっちゃうんだから！」ｻｸｻｸ

加奈「」ﾆﾔﾆﾔ

ネネ「」ﾆﾔﾆﾔ

杏「んもぅーっ！……杏はいいんだよ。美由紀の体重が軽すぎるのを何とかしないと！」

若葉「ん……まぁ、たしかに」

加奈「変な病気とかではないんですよね？」

美由紀「美由紀は元気だよー」

ネネ「でも、そうだとしても、毎月のあの日も大変ですよね」

舞「えっと、私はまだ来てないんですが、そんなに大変なんですか？」

かな子「んー、体の一部が流れていくような感じというか」

さくら「アコちゃんはいつもの勢いがなくなるし、イズミンは近寄り難くなるんだよね」

若葉「実際、あの日の度に貧血でレッスンができなくなる子もいますからね……」

美由紀「ん――」

美由紀「ところで……毎月のあの日ってなぁに？」



みんな「……………………えっ？」



美由紀「えっ？」

……冒頭より

杏「仕方がない……めんどくさいけど、美由紀のためだ」

若葉「手伝いますよ」



【杏と若葉の保健体育の時間 お題「始めての生理」】



加奈「学校の授業よりわかりやすかったですね」

さくら「どう？美由紀ちゃんは……」

美由紀「」ｱｵｻﾞﾒ

舞「わわっ、だ、大丈夫ですか？」

美由紀「うぅっ……毎月そんなのが来るんだ」

若葉「うん……こればかりは人によるから」

かな子「というより、まだ体の中が女の子になっていなかったから、そんなに軽かったんだ……」

さくら「赤ちゃんを産むための大切な場所ですからね。こればっかりは重い軽いで見るプロデューサーさんにはわからない話です」

ネネ「でも……私もしーちゃんも遅い方でしたけど」

加奈「たしか、18歳になって始まった話もありましたから……ま、まぁ」

美由紀「でも……あのアニメの子みたいに男の人に乱暴にされたら」

杏「あー、アニメはアニメだから……嘘も多いし、本気で受けないでね」

（……じゃないとまた変な影響が出るって、禁止令が出ちゃうよ）

かな子「杏ちゃん、何か別のことを考えているよね」ﾆｯｺﾘ

杏「ひぃぃぃぃぃぃ」

美由紀「とりあえず自然に待つしかないんだね……」

「……ん？あのアニメだと」

杏（…………っ！マズイ！！）

美由紀「お兄……プロデューサーとえっちすれば、美由紀にも初めてが来るんだ！」

若葉「その表現はマズイ！」

ネネ「まってちがう！」




かな子「詳しく話してくれるよね」ﾆｺ

杏「ﾊｯ､ﾊｲ」



えっちなアニメやゲーム禁止令が出たのはもう少し先のお話です

――後日

智絵里「ということがあって大変だったんだ」

まゆ「……！」ﾋﾟｺｰﾝ

ゆかり「ちょっと待ちましょうか」ﾊｲﾗｲﾄｵﾌ

ｶﾞｼｯ

まゆ「離してください！まゆがPさんと結ばれるために必要な儀式なんです！」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

響子「まゆさん、ダメですよ。ちゃんと手順を組まないと」

ゆかり「手順を組めばいいものでもないのですが……」



響子「でも」ﾊｲﾗｲﾄｵﾌ



「私のように、ちゃんと危険日にしないといけませんよ」ﾆｯｺﾘ



(o・▽・o)＆(●・▽・●)おわりだよー