あやめ速報-SSまとめ-

ガヴリール(天使)「勝負はいいのですが、どちらが相手すればいいのでしょうか…？」

サターニャ「え？」

ガヴリール(駄天)「お前このままだと2vs1で不利だぞ？」

サターニャ「あっ…」

サターニャ「………お」

ガヴリール「「お？」」

サターニャ「覚えてなさいよー！」ﾋﾟｭ-ﾝ

ガヴリール(駄天)「バカだろあいつ……」

ガヴリール(天使)「か、勝ちました……？」

ガヴリール(駄天)「ていうかどうすんだよこれ…どっか行くなら戻してけっつの……」

ガヴリール(天使)「効果はいつまで続くんでしょうか………？」

ガヴリール(駄天)「知らん、とりあえずサターニャを探すぞ」

ガヴリール(駄天)「なにがなんでも戻してもらわないとな…！」

ガヴリール(天使)「ですね！私はこっちの方を探してみます！」ﾀﾞｯ

ガヴリール(駄天)「わかった、なら私はあっちだな！」



ガヴリール(駄天)「………よし、後はあいつに任せて家帰ってゲームしよっと」

――――――――――

ガヴリール(天使)「あ！ヴィーネさん！」

ヴィーネ「あ、ガヴリールじゃない！」

ヴィーネ「珍しいわね外で会うなん…あれ？」

ガヴリール(天使)「すいません、サターニャさんを見かけませんでしたか？」

ヴィーネ「え、ちょっと待ってどうしたのよあんた」

ガヴリール(天使)「？」ｷｮﾄﾝ

ヴィーネ「いやそんな顔されても困るんだけど」

――――――――――

ガヴリール(天使)「というわけでして…」

ヴィーネ「またサターニャがやらかしたのね…」

ヴィーネ「ところでもうひとりのガヴは今どこにいるの？」

ガヴリール(天使)「多分今頃家でゲームでもしてるんじゃないでしょうか？」

ヴィーネ「は？…一緒にサターニャを探してるんじゃないの？」

ガヴリール(天使)「恥ずかしながら自分のことなのでなんとなくわかるのですが」

ガヴリール(天使)「そんな面倒なことを私がするとは思えませんし…」

ヴィーネ「まぁ確かに………」

ヴィーネ「そうなるとひとりで探してるのね」

ガヴリール(天使)「はい…」

ヴィーネ「じゃあ私も一緒に探すわ」

ガヴリール(天使)「いいのですか？」

ヴィーネ「いいのいいの、困った時はお互い様でしょ？」

ガヴリール(天使)「ありがとうございますヴィーネさん！」ﾆｺｯ

ヴィーネ(この子天使だわ…これがどうしてあんなふうになったのよ……)

ラフィエル「話は聞かせてもらいました！」ﾋｮｺｯ

ガヴリール(天使)「ラフィ！」

ヴィーネ「あんたどっから出てきたのよ」

ラフィエル「ガヴちゃん、私もサターニャさんを探すのに協力しますよ！」

ガヴリール(天使)「わぁ！ラフィも一緒なら心強いです！」

ガヴリール(天使)「おふたりともありがとうございます！」

ラフィエル「いいんですよガヴちゃん！こんなたの…大変なことになってる今こそ協力しあうべきなんですから！」

ヴィーネ「あんた今楽しそうって言おうとしたでしょ」

――――――――――

ガヴリール(駄天)「……………」ﾋﾟｺﾋﾟｺ

ガヴリール(駄天)「………あーやめだやめ！」

ガヴリール(駄天)「くっそ、サターニャのやつめ」

ガヴリール(駄天)「もうひとりの私が気になってゲームどころじゃないじゃんか…」ﾋﾟﾎﾟﾊﾟ

ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙﾙ…ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙ…ｶﾞﾁｬ

ガヴリール(駄天)「おいサターニャ、今どこにいる？」

――――――――――

ガヴリール(天使)「見つかりませんね……」

ヴィーネ「サターニャのやつ、どこに行ったのかしら……」

ラフィエル「案外家に帰ってるかもしれませんよ？」

ヴィーネ「灯台もと暗しってやつね！」

ガヴリール(天使)「流石はラフィです！サターニャさんの家に行ってみましょう！」

ラフィエル「いえいえー」

ラフィエル(電話して聞けばいいだけなのに気づかないんですね…！)ﾌﾟｸｸ

――――――――――

ﾋﾟﾝﾎﾟ-ﾝ

ヴィーネ「でないわね」

ガヴリール(天使)「留守でしょうか？」

ヴィーネ「そうね…」

ヴィーネ「サターニャはいたらうるさいからすぐ気がつくと思うし」

ラフィエル「ですねー」

ヴィーネ「ラフィ、他に思い当たる場所ない？」

ラフィエル「んー、ちょっと待っててくださいね」ｽｯ

ガヴリール(天使)「ケータイ…！」

ガヴリール(天使)「そうですよ！サターニャさんに電話して今どこにいるのか教えてもらえばいいんです！」

ヴィーネ「すっかり忘れてたわ…」

ガヴリール(天使)「ではさっそく電話を…」

ラフィエル「今はガヴちゃん家にいるみたいですねー」

ガヴリール(天使)「え、えっ…？」

ヴィーネ「あっ………」

ガヴリール(天使)「と、とりあえず場所がわかったことですし行きましょう！」

――――――――――

サターニャ「で、何の用よ」

ガヴリール(駄天)「何の用よ、じゃねーよクソ悪魔」

ガヴリール(駄天)「さっさと元に戻しやがれ」

サターニャ「あぁ、あれのことね」

サターニャ「明日には直るらしいわよ！」

ガヴリール(駄天)「あ、明日ぁ！？」

ガヴリール(駄天)「……まぁ一日で済むだけマシか」

ガヴリール(駄天)「ところでその銃は今持ってるか？」

サターニャ「持ってるけど、なんでよ」

ガヴリール(駄天)「いや、実物見ればなんかわかるかもってな」

ガヴリール(駄天)「ちょっと貸してくれ」

サターニャ「いいわよ、はい」

ガヴリール(駄天)「ふーん、これがねぇ………」ｶﾁｯ

サターニャ「ちょっ」

ﾊﾞｧｰﾝ!!!

――――――――――

ｷﾞｬ-ｷﾞｬ-

ヴィーネ「なんか家の中が騒がしいわね…」

ラフィエル「こ、これは…まさか…！」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

ガヴリール(天使)「では、行きますよ…！」

ｶﾞﾁｬｯ

サターニャ(あっ熊)「ちょっとぉ！なにすんのよぉ！」

サターニャ(大悪魔)「くくく…私がもうひとり……面白いじゃない………！」

ガヴリール(駄天)「知るか、自業自得だろ」

ガヴリール(天使)「こ、これは…？」

ヴィーネ「サターニャもふたりになってるし…」

ガヴリール(駄天)「よう、もうひとりの私」

ガヴリール(駄天)「安心しろ、明日には戻るらしいぞ」

ガヴリール(天使)「は、はぁ………」

ラフィエル「やっぱり………こうなっていましたか……………っ！」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

サターニャ(あっ熊)「ちょっとぉ！笑ってんじゃないわよぉ！！」

サターニャ(大悪魔)「この私を見て笑うだなんて、いい度胸じゃないラフィエル…？」

サターニャ(大悪魔)「…まぁいいわ、この程度でうろたえるほど私は落ちぶれちゃいないの」

サターニャ(あっ熊)「2vs2になった今、立場は同じ…今度こそ勝負よ！ガヴリール！」

ガヴリール(天使)「う、うけてたちます！」

ガヴリール(駄天)「てことであとは任せたぞ、私」

ガヴリール(天使)「ダメですよ！せっかくサターニャさんが勝負を挑んでくださったんですから相手をしなくては！！」

ガヴリール(駄天)「えー、めんど…」

サターニャ(あっ熊)「今日こそは負けないわよガヴリール…」

サターニャ(大悪魔)「この私がふたりになった以上、こちらに負けはないわ………！」

サターニャ「「何故なら私は大悪魔！胡桃沢=サタニキア=マクドウェルなのだから！！！」」
「「なぁーっはっはっはぁ！！！」」



ラフィエル「ひー、ひー！ダメです…お腹痛いです………！」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

ヴィーネ「どうすんのよこれ…」

おわり