1 : ◆IIiEuGs1j. - 2014/06/08 13:51:19.35 KjoroEqRO 1/50

いおりんとのイチャラブ(?)です。苦手な方はご注意を。

思いつき次第に投下していくだけなので、遅いです。

それでも良いという方は是非。

元スレ
伊織「暇なんだけれど」P「……だな」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1402203079/

6 : ◆IIiEuGs1j. - 2014/06/08 14:10:22.22 FBYndBrzO 2/50

伊織「……あんたが犯人ね!」びしっ

「……」

伊織「何とか言いなさいよ!」

「……お前の調査に付き合うフリをして、証拠を消したつもりだったが……ミスを犯したようだ」

伊織「……そうね。あの時、あんたの行動はあまりにも不自然だったわ」

「……そうじゃない」ダッ

伊織「何を……やめなさい! それ以上下がったら、崖に……!」

「……実はな。推理に付き合うフリをして、お前を殺すつもりだった」

伊織「……え?」

「でも、出来なかった……お前を好きになり過ぎた……ここまでだな」トンッ

伊織「プロデューサー!」

「……」

伊織「……暇なのだけれど」

「……だな」

3 : ◆IIiEuGs1j. - 2014/06/08 13:57:28.80 FBYndBrzO 3/50

伊織「暑くて嫌になるわ」

「んー」めるめる

伊織「だからと言って、冷房は早すぎるし、寒くなるから、除湿にしてるのだけれど……」

「おー」めるめる

伊織「すぐに暑くなるのよね……って、アンタは何してんのよ!」

「メール」

伊織「!? も、もしかして……女の子……?」

「いや」

伊織「ほっ……紛らわしい真似しないの! 誰よ?」

「伊織のパパさん」

伊織「メル友!?」

4 : ◆IIiEuGs1j. - 2014/06/08 14:03:11.05 FBYndBrzO 4/50

伊織「にひひっ♪ 」

伊織「……イマイチね」

伊織「えい」ぴょん

伊織「にひひっ♪」

伊織「……」くるりん

伊織「にひひっ♪」

「おう、伊織……何をやって……」

伊織「あ」

「んぷっ! い、忙しいところ……すまなかったな……」

伊織「ま、待って! 待ちなさい! 忘れないと酷いんだから!」

「にひひっ♪」くるりん

伊織「こらーー!」ダッシュ

「にひひっ♪」ダッシュ

5 : ◆IIiEuGs1j. - 2014/06/08 14:07:56.78 FBYndBrzO 5/50

伊織「なにやってんのよ?」

「モンスターフ○ーム。今、大会なんだ」

伊織「あんたはどっち?」

「左」

伊織「青い板みたいの? 相手はドラゴン、勝てるの?」

「ん……まあ」

伊織「90%の攻撃を避けたわね」

「よくある。よくある」

伊織「……30%の攻撃はよくあたるわね」

「よくある。よくある」

7 : ◆IIiEuGs1j. - 2014/06/08 14:15:58.62 8lNzSC5XO 6/50

伊織「喉が渇いたわ」

「……ん、あ、そう」ごきゅごきゅ

伊織「ちょっと、一人で何飲んでんのよ!」

「オレンジジュース オン・ザ・ステージ」

伊織「よこしなさい!」ばっ

「……あ」

伊織「あら、意外と美味しいじゃない♪ ……何よ?」

「間接キス……意外と、大胆だな」てれっ

伊織「……!」げしっげしっ

「同じところばっかりは痛い!?」

11 : ◆IIiEuGs1j. - 2014/06/08 14:31:00.34 er3QOtAcO 7/50

伊織「ん、美味しい♪」

「……何、食ってんだ?」

伊織「ゴージャスセレブプリンよ」

「ああ……そう」

伊織「食べたいのなら、少し分けてあげても良いわよ?」

「プチプリン派だし……」

伊織「強がらないの! ほら、あーん」

「あ、あーん……」

伊織「ぱくっ……んー、美味しいわ」

「口開けたのに……」

伊織「な、何よ……ちょっとした冗談じゃない……ほら、あげるから元気だしなさいよ……」

「ひやっほう!」ぱくぱく

伊織「騙したわね!? 返しなさい」ポカポカ

12 : ◆IIiEuGs1j. - 2014/06/08 14:39:43.15 kzFbQtHeO 8/50

伊織「またやってるの? モン○ターファーム」

「なかなか、目的のモンスターが……」

伊織「あ、いい事を思いついたわ」

「……」

伊織「空のCD買ってきて、パソコンで……」

「それでもお前はブリーダーか!?」くわっ

伊織「ひっ!?」びくっ


13 : ◆IIiEuGs1j. - 2014/06/08 14:57:03.83 ToGRgrQLO 9/50

伊織「ちょっと!」

「どげしたと?」

伊織「あんたに借りた漫画よ!?」

「地獄先生ぬ○べっか……面白かったろ?」

伊織「そうだけど! 赤いちゃんちゃんこのあのシーンが頭から離れないじゃない!」

「ん、伊織はそこだったか……俺は海難法師だったな、メリーさんとか」

伊織「まだあるの!?」

16 : ◆IIiEuGs1j. - 2014/06/08 21:26:28.21 hTYlQteEO 10/50

「765プロです……はい。先日はお世話になりました」

伊織「……暇だわ」

雑誌『必見! 年上の彼氏に甘えるコツ!』

「本当ですか!? ありがとうございます!」

伊織「……」ペラペラ

「……はい。失礼します」

伊織「……」ふむふむ

「おい! 伊織。雑誌の撮影が……」

伊織「か、彼氏なんかじゃないわよ!?」

「えー」

17 : ◆IIiEuGs1j. - 2014/06/08 21:33:16.29 Rb7r4CVaO 11/50

伊織「……」ちらっ

「マジかよ……カーマイン先生。負け越しじゃないか……」

伊織「……」ちらっ

「……」

伊織「……」じーっ

「……伊織?」

伊織「何でもないわよ! バカ、変態!」

「変態はともかく、バカは無いだろ!」

伊織「あんたの怒るラインがよくわからないわ……」

18 : ◆IIiEuGs1j. - 2014/06/08 21:40:02.07 hTYlQteEO 12/50

伊織「……あー……ソファーにジュース零しちゃったわー」

「おのれ、961プロ! ……じゃなくて、何やってんだよ」

伊織「ソファーに座れないわ……でも、この伊織ちゃんが立ちっぱなしなんてあり得ないわよね?」

「他に座るところあるんじゃないですかね……」

伊織「ジュースを座れそうな場所に全部、零しちゃったのよ」

「……なんと」

伊織「てな訳で、あんたの膝で我慢してあげるわ」ぽすん

「……」

伊織「……な、なんか……言いなさいよ……」

「……いや、軽いなぁーって」

伊織「……バカ」

20 : ◆IIiEuGs1j. - 2014/06/09 01:10:04.12 sWNSjqJnO 13/50

「伊織。w○iのゲームで面白いの貸す約束だったろ?」

伊織「そうだったわね……」

「ほれ」

伊織「何で透明ケースなのよ。説明書は? ぜろって読むの?」

「ある程度の説明があるから大丈夫」

伊織「どんなゲームなの?」

「村を歩き回って、写真を取り回るゲームだよ」

伊織「ふーん……まあ、借りるわ」

「エンディングが沢山あるからなー」にやにや

伊織「? わかったわ……(サブタイトルに蝶って付いてるから、昆虫の写真でも撮るのかしら)」

21 : ◆IIiEuGs1j. - 2014/06/09 01:56:31.03 bUTGbBvzO 14/50

伊織「喉が渇いたわね……自動販売機でジュースでも買いましょう」

伊織「……私の一番好きなジュースがないじゃない」

伊織「でも、その次に好きなのはある……けど……この先に自動販売機があったから、そこで買いましょう」

伊織「あれ? 一番好きなジュースも、さっきのジュースもない……マシなのもあるけど……そうだわ。あそこなら!」

伊織「……あれ?」

「結局。どうしたんだ?」

伊織「……コンビニで買ったわ」

22 : ◆IIiEuGs1j. - 2014/06/09 02:17:51.78 V8NhMv3QO 15/50

765ゲーム

お題「凄いなって思ったところ」

春香

伊織「アイドルの中じゃ、一番みんなをよく見ているところ。律子」ぱんぱん

「他のアイドルの面倒を見ながらも、自分の事をこなしているところ……雪歩」ぱんぱん

伊織「弱気なくせに決めたらやり通すところ、小鳥」ぱんぱん

「どんな時でも笑顔で出迎えてくれるところ……伊織」

伊織「なっ……」

「口ではどんな事を言っても、その人を心から信じているところ、だな」

伊織「……こっち見ないで」ぷいっ

「はいはい……」

24 : ◆IIiEuGs1j. - 2014/06/09 10:18:50.92 cCB9Sa/3O 16/50

ウサちゃん『いつまで寝ているか、この愚か者めがあぁぁぁぁ!!』

伊織「ひっ!?

ウサちゃん『……シャルル・ドナテルロ18世である!! 貴様がつけたのではないのかあぁぁぁぁ!?」

伊織『いや……それは……』

ウサちゃん『まあ、良い……っで、あの若造とはどうなのだ?』

伊織『ぷ、プロデューサー? べ、別にあいつのことなんか……』

ウサちゃん『私はプロデューサーなど一言も言ってないが……っで、どうなのだ?』

伊織『べ、別に何もないわよ』

ウサちゃん『こ……この愚か者めがあぁぁぁぁぁ!!』

伊織『ひいぃぃぃ!?』


「伊織、魘されてんなぁ……」

25 : ◆IIiEuGs1j. - 2014/06/09 11:15:29.50 UQwkTaw3O 17/50

伊織「春香」

「片手剣」

伊織「千早」

「細剣」

伊織「真」

「素手……いや、槍か?」

伊織「美希」

「長剣」

伊織「やよい」

「ハンマー」

伊織「真美」

「ナイフ」

伊織「亜美」

「ボーガン」

伊織「雪歩」

「杖」

伊織「あずさ」

「鎌……いや、 同じく杖かな」

伊織「律子」

「魔道書」

伊織「響」

「カットラス二刀流」

伊織「貴音」

「長刀……弓……」

伊織「全部ただのイメージよ」

29 : ◆IIiEuGs1j. - 2014/06/09 22:08:07.71 AK1iFV+CO 18/50

ハンバーガーショップ

「よし、何が食いたいんだ?」

伊織「今日は私が注文してみせるわ!」

店員A「店内でお召し上がりか? それとも持ち帰りか? 好きな方を選ぶがいい!」

伊織「ハンバーガーと……オレンジジュース……あ、ポテトのセットにして下さい」

店員A「そのまま華々しく400円を払うがいい!」

伊織「はい……ありがとう」

店員B「ハンバーガーのセット、お待たせしました」

伊織「見なさい! 私だって、ハンバーガーぐらい買えるんだから!」どやぁ

「かしこい、かしこい」

伊織「もっと、褒めることを許可してあげるわ! にひひっ♪」

30 : ◆IIiEuGs1j. - 2014/06/09 22:17:59.06 56SwTabtO 19/50

伊織「あんたって、友達いるの?」

「何だよ。藪から棒に……あれ?」

伊織「どうしたのよ?」

「ちょっと前まで、遊んだりしてたけど……内緒で旅行に行ったりしてたよな……まさか」

伊織「ちょっと……」

「……友達って思ってたの……俺だけ……?」

伊織「プロデューサー……?」

「……」どよーん

伊織「そんなわけないでしょ? あんたが忙しいから、気を遣ったのよ」

「……」どよーん

伊織「例えそうでも私が側にいてあげるわよ!」

「……ありがとうな」なでなで

伊織「まあ……今日ぐらいは許してあげるわ」

31 : ◆IIiEuGs1j. - 2014/06/10 09:40:51.81 YD5IAPBkO 20/50

「じゃあ、頑張ってな」ピッ

伊織「おはようございまーす♪ ……って、あんたなの。誰かと電話してなかった?」

「おはよう! やよいだよ。今、無人島一ヶ月生活してるだろ?」

伊織「なっ……なんで代わってくれないのよ!」

「いや、電話切るのと同時に来ただろ?」

伊織「そう……だったわね……ごめんなさい」

「やよい。電話出た時に、ぷ、ぷろでゅしゃーって噛んだんだよ」

伊織「何で私はあんたじゃないのよ!」


33 : ◆IIiEuGs1j. - 2014/06/10 10:16:20.75 A5e2LgkxO 21/50

ゲームセンター

伊織「前から来たかったのよね♪」

「バレないようにしろよ」

伊織「大丈夫よ! あ……」

「クレーンゲーム。UFOキャッチャーだな」

伊織「あのぬいぐるみ、やよいに似てるわね」

「ん、そうだな」

クレーンゲーム『おう。やんのか? 嬢ちゃん』

伊織「私、やるわ!」ちゃりーん

34 : ◆IIiEuGs1j. - 2014/06/10 10:22:50.14 WjKnSZOnO 22/50

伊織「そこよ!」

「……全然違うぞ」

伊織「う、うるさいわね! ここよ!」

「あ、惜しい」

伊織「絶対に取ってやるんだから!」

「近い、近い……お、掴んだ」

伊織「! これは行ったんじゃない!? って、そんなつまみ方したら、やよいが痛そうじゃない!」

クレーン『すんません……あ』するっ

伊織「きーっ! あんたやる気あんの!』

36 : ◆IIiEuGs1j. - 2014/06/10 10:30:05.05 fnv5CCm+O 23/50

伊織「財布が軽くなったわ……」

「まあ、そんなもんだよ」

伊織「……店で買った方が安いわよね?」

「……そんなもんだよ。だけど、愛着がわくだろ?」

伊織「……そうね」ぎゅっ

伊織「あんたもやりなさいよ!」

「ん、じゃあ……俺は伊織に似たあのぬいぐるみで」

伊織「にひひっ♪」

「取れたぜ」

数分後。

伊織「納得いかない!」

37 : ◆IIiEuGs1j. - 2014/06/10 10:38:39.50 xpxIuQtqO 24/50

伊織「それをどうする気よ」

「そりゃあ、もう……な?」

伊織「この変態!」

「ひでぇ……なら、お前が持ってろよ。そっちの方が、そいつも寂しくないだろうしな」

伊織「……ま、貰っといてあげるわ!」

「そろそろ帰るか……」

伊織「待ちなさい」

「ん、今度はなんだ……」

伊織「……あれ」

プリクラ

「……マジか」

38 : ◆IIiEuGs1j. - 2014/06/10 10:48:39.39 Wjf+Mv1JO 25/50

伊織「ちょっとあんた! この前借りたゲーム!」

「村の中を歩き回って、写真を撮るゲームだったろ?」

伊織「相手が幽霊なんて聞いてないわよ!」

「んで、何処までやったんだ?」

伊織「懐中電灯が使えない所で止まったわよ!」

「難易度は?」

伊織「ナイトメアだけど」

「ふーん、ナイトメア」

「え」

伊織「え」

39 : ◆IIiEuGs1j. - 2014/06/10 10:57:00.53 TbbXWzUnO 26/50

伊織「ポ◯モンって、あんまり知らないけれど……」

「ん」

伊織「ピ◯ピ可愛いわね」

「……ほう。なら、そのピ◯ピが活躍する漫画を教えてやるよ」

伊織「そんなのあるの?」

「ああ……勿論だとも!」

伊織「それじゃあ……読んでみようかしら? 何か企んでない?」

「……別に?」

伊織「なら……良いのだけれど」

「……」

40 : ◆IIiEuGs1j. - 2014/06/10 11:10:06.08 HiXg4hikO 27/50

伊織「……」じーっ

「……」

伊織「……」じーっ

「……?」

伊織「ねえ……プロデューサー」

「ん?」

伊織「スーツ、買い替えた?」

「よく気づいたな。食費を削って、ちょっと良いの買ったんだよ」

伊織「食費って……無茶するわね」

「伊織の隣に立つんだから、ちゃんとしてないとな」

伊織「そ、そう…あんたにしては良い心掛けじゃない?」

伊織「……ってるわよ」

「え? 何? 何って言ったの?」

伊織「絶対聞こえてたでしょ!? うるさいわよ! このバカ!」

41 : ◆IIiEuGs1j. - 2014/06/10 11:26:16.47 fbIo/9w1O 28/50

伊織「あふぅ」

伊織「自分、完璧だからな!」

伊織「あなた様。らぁめんを……」

伊織「やーりぃ♪」

伊織「うっうー!」

「……何をやってんだ?」

伊織「忘れなさい! 良いわね!?」

49 : ◆IIiEuGs1j. - 2014/06/11 23:42:21.90 HCPWMLtOO 29/50

「おい。伊織」

伊織「何よ?」

「コーラ飲めるか?」

伊織「飲めるけど……って、そんなにどうしたのよ……?」

「……全員分揃えようとしたら、コーラが24本になっちまった」

伊織「……この間、栄養ドリンク買ってたのもーー」

「うん。まあ、そういうことだ」

伊織「……」

「し、仕方ないだろ! 何か全部揃えないと気持ち悪いし……俺は悪くねぇ!!」

伊織「まだ何も言ってないわよ」

50 : ◆IIiEuGs1j. - 2014/06/11 23:56:12.73 ShkMWkUGO 30/50

伊織「……あんたとも結構長いわね」

「そうだな」

伊織「初めは、使えなさそうな男をプロデューサーにしたものだと思ったわ」

「……酷いな。でも、少しはマシになったろ?」

伊織「まあ……少しだけね。これ以上認められたかったら、結果を出しなさい! にひひっ♪」

「ずっとそれを言われてるような気がするな……まだ上を目指すのか?」

伊織「当たり前じゃない! ……でも……少しは……私も、感謝ぐらいしてるんだから……」

「感謝しているのは俺もだよ。ありがとうな」

伊織「うん……私も……その……ありがとう……」

53 : ◆IIiEuGs1j. - 2014/06/12 18:41:57.71 mY3van0cO 31/50

「喜」

伊織「にひひっ♪」

「怒」

伊織「きーっ! 何よ!」

「哀」

伊織「アンタって……とことん、グズでダメで可哀想ね……」

「哀しみの方だよ誰が哀れめって言った」

54 : ◆IIiEuGs1j. - 2014/06/12 18:48:50.31 IVczqRIGO 32/50

「よし、感情表現のレッスンだ(俺って、プロデューサーだよな?)」

伊織「この伊織ちゃんに掛かれば楽勝よ!」

「そうかな? よし、悲しんでみろ」

伊織「うう……何よ……」

「悪くはないけど……」

伊織「何よ! じゃあ、アンタがやってみなさいよ!」

「悲しみ……こういう時は、起きれば一番悲しいことを想像するんだ」

伊織「まあ、そうよね……例えば?」

「……やよいに……会いたくもないって、嫌われたとか?」

「……」

伊織「……」


伊織「「やよいいぃぃぃ!!」」

55 : ◆IIiEuGs1j. - 2014/06/12 18:53:54.39 a5NNxbCmO 33/50

『仮面騎士! お前は一体、何者だ!』

『……久しいな。弟よ』

『に、兄さん!?』

伊織「主人公か仲間に行方不明者が居て、素顔を隠した敵が居たら……大体、こうなのよね」

「俺は好きだけどな……」

伊織「……」

「……俺は違うぞ? 隠してないし」

伊織「わかってるわよ」

57 : ◆IIiEuGs1j. - 2014/06/14 00:34:34.46 MsVfdzE/O 34/50

伊織「アンタって、お昼はパンかコンビニの弁当よね?」

「……まあ、腹を膨らませるだけだしな」

伊織「それもそうよね。アンタに弁当を作ってくれる恋人なんて居るとは思えないし……」

「え」

伊織「な、何よ? 居ないんでしょ……?」

「……」

伊織「……まさか……本当に……?」

「うん。居ないよ」

伊織「……バカ!」

伊織(何で私は私で、安心なんかしているのよ!)

59 : ◆IIiEuGs1j. - 2014/06/14 01:34:41.04 NZRhWALoO 35/50

伊織「765プロって、曲多いわよね」

「大きさのわりには多いよな」

伊織「気付いたら急に増えてるのもあるし……どうやってるわけ?」

「そりゃあ、サンインして……」

伊織「……は?」

「じゃない……社長の知り合いに頼んだり、普通に依頼したりしてるよ」

伊織「まあ、そうよね」

63 : ◆IIiEuGs1j. - 2014/06/14 19:12:17.38 Io1GiwPkO 36/50

伊織「ねえ」

「ん?」

伊織「山派? 里派?」

「……その話はやめよう」

伊織「は?」

「俺は大丈夫だけど、その話は色々と壊しかねない」

伊織「……意味がわからないわ。お菓子の好みなんて、人それぞれじゃない」

「それが普通なんだけれどなぁ……」

伊織「アンタがそこまで言うなら、やめておくわ……アル◯ォート食べる?」

「貰う」

66 : ◆IIiEuGs1j. - 2014/06/14 23:44:59.21 sMLG3xy1O 37/50

伊織「そう言えば……」

「……ん?」

伊織「アンタの名前……聞いたことないわね」

「……そうだっけか?」

伊織「そうよ。聞こうとさしたら、何かしら起きて結局は聞けないじゃない」

「そうだったかな。まあ、いいや……俺は」

ドシャー!

「事故か。物騒だな……無事みたいだけれど」

伊織「……また何か起きそうだし、やめておくわ」

「……そうか」

67 : ◆IIiEuGs1j. - 2014/06/15 00:01:04.77 tLu92D4UO 38/50

伊織「……そう言えば、だけど」

「何だ」

伊織「社長って、何をやっているのかしら?」

「そりゃあ……お前……」

「シーズン毎に課題出したり、たまに無理な課題出したり……あれ?」

伊織「……アンタもよくわからないのね」

「い、いや! 見えないところで凄いことやっているんだよ。実は!」

伊織「そりゃあ、そうでしょうよ」

「あ、無駄に凄い手品見せてくれたりするぞ!」

伊織「それ、社長の仕事なの?」

68 : ◆IIiEuGs1j. - 2014/06/15 00:51:46.76 gBKcrW+RO 39/50

伊織「きゃああああ!!」

「どうした?」

伊織「で、出たのよ! 奴が!」

「……Gか」

伊織「そうよ! あの黒くて……思い出しただけで鳥肌が立つわ!」

「……ゴキブリって、言うほど汚くは無いんだよな」

伊織「それを聞いたところで、私にどうしろって言うのよ! アンタが何とかしなさいよ!」

「やだよ。ババっちい」

伊織「アンタは、数秒前の自分の言葉も忘れたのかしら……」

「まあ、そこまで言うなら……退治するけど、動かすなよ?」

伊織「……へ?」

「うさちゃん動かしたら、逃げるから」

伊織「」

「よし、ティッシュに包んで……伊織?」

伊織「」

70 : ◆IIiEuGs1j. - 2014/06/15 10:40:37.53 IJpRZQ+oO 40/50

伊織「……ん」ことっ

「……お茶? 伊織が淹れてくれたのか?」

伊織「たまたまよ。たまたまお茶を淹れたら、たまたまアンタが居て、たまたま私はオレンジジュースの気分だったの」

「そうか。ありがとうな」

伊織「……」

「うん。美味しいよ」

伊織「にひひっ♪ この伊織ちゃんが淹れてあげたんだから、当然じゃない!」

「伊織。おかわり」

伊織「アンタはもうちょっと、味わって飲みなさいよ!」

「いや。あまりに旨かったから」

伊織「……仕方ないわね。全く……」

75 : ◆IIiEuGs1j. - 2014/06/16 23:27:13.95 XdQ6FtQbO 41/50

「カーマイン先生負け越しじゃないか……」

伊織「アンタ、またやっているの?」

「休憩時間だから、良いの」

伊織「なら良いけど……事務所にゲーム機あるのはどうなのよ(今更だけど)」

「社長だぞ?」

伊織「は?」

「今度。音無さんビンチョーと対戦するんだ。社長も強いんだぞ?」

伊織「この事務所……大丈夫なのかしら……」

「まあ、音無さんとの対戦は賭けみたいなものだけどな。負けた方が飲みに行く時に奢るんだよ」

伊織「……へぇ? つまり、私が勝てばあなたに何でもして貰えるのね?」

「え? あ、いや……それは……」

伊織「にひひっ♪ 良い事を聞いちゃったわ」

76 : ◆IIiEuGs1j. - 2014/06/16 23:33:21.87 XdQ6FtQbO 42/50

「桃太郎や金太郎、浦島太郎の歌はすぐに思い出せるけどさ」

伊織「……また急ね」

「一寸法師の歌って、どんなだっけ?」

伊織「……」

伊織「……あら?」

「いや。俺だけかも知れないけどさ」

伊織「私も思い浮かばなかったわ……」

「お、同じだな」

伊織「……不本意だけど、ね」

81 : ◆IIiEuGs1j. - 2014/06/17 13:53:14.41 GWDSYxcjO 43/50

撮影スタッフ「お疲れ様でした」

伊織「ありがとうございました♪」

「ご苦労様。どうだった?」

伊織「誰に言ってんのよ。完璧に決まってるでしょう?」

「俺から見ても完璧だったよ」

伊織「にひひっ♪ 伊織ちゃんの写真集を楽しみにしてなさい!」

「勿論。買うよ」

伊織「? アンタならもら得るんじゃないの?」

「それはズルだろう」

伊織「?」

「プロデューサー兼ファンだからな、他のファンに申し訳ない」

伊織「……ま、アンタの好きにしたら?」

82 : ◆IIiEuGs1j. - 2014/06/17 20:26:54.77 qEGK1KJLO 44/50

「おはよう」

伊織「おはよう……って、寝癖がついてるわよ?」

「ああ。忘れてた」

伊織「また泊まった訳じゃ……ないでしょうね?」

「いや……」

伊織「嘘なんてついたら、タダじゃおかないわよ?」

「……む」

伊織「全く……直してあげるから、こっち向きなさい」

「……すまん」

伊織「動かないでよ?」

(くすぐったい……)

伊織「……直ったわ! にひひっ♪ これで少しは冴えない顔もマシになったんじゃない?」

「ん、ありがとう……」

伊織「……あ」

「……」

伊織「ち、近いわよ! 変態!」

「これは理不尽」

83 : ◆IIiEuGs1j. - 2014/06/17 20:31:14.46 0G9zCkelO 45/50

「迷子の迷子の子猫ちゃん♪ って、歌あるだろ?」

伊織「あるわね」

「あなたのお家はどこですか? って、わかってたら、迷子じゃないよな」

伊織「場所をはっきりわかってるのに、迷子になる人も居るのよ」

「あー」

伊織「ね?」

「うん。納得した」

85 : ◆IIiEuGs1j. - 2014/06/18 15:24:41.09 VdCBfcf8O 46/50

伊織「もう少しで律子の誕生日でしょ?」

「ああ。そうだな」

伊織「アンタは何をプレゼントする気なの?」

「眼鏡ケース」

伊織「……他のにしなさい」

「そういうと思って、新しい眼鏡にした」

伊織「ふーん……ちょっと待ちなさいよ。アンタが選んだの?」

「まさか、この前出掛けた時に選んで貰ったんだよ」

伊織「……あ、そう」

「……なんか怒ってないか?」

伊織「何で私が怒らないといけないのよ」

「……今度。何処か遊びに行くか?」

伊織「本当!? ……アンタが行きたいなら、ついて行ってあげても良いわ」

「ああ。行こう」

伊織「……絶対よ?」

「……絶対だ」

86 : ◆IIiEuGs1j. - 2014/06/18 15:31:00.59 VdCBfcf8O 47/50

伊織「プロデューサー?」

伊織「……寝ているみたいね」

伊織「毛布は何処かしら?」

伊織「……あった。全く……この伊織ちゃんにこんな事をさせるなんて、ダメね」

伊織「……ありがと」

「……伊織?」

伊織「バカ! 急に起き上がったら……」

ちゅっ

「……あ」

伊織「……!!」

87 : ◆IIiEuGs1j. - 2014/06/18 15:36:17.40 AeLY/VtyO 48/50

伊織「変態! 大変態! 超変態! 究極変態神!」

「……俺だけが悪い訳じゃ……」

伊織「は?」ギロッ

「全ては私の責任でこざいます」

伊織「そうよ! わ、私の……う……!」

「責任は取るから、な?」

伊織「な……!?」

「伊織?」

伊織「そ、そんなの当たり前でしょ! きちんと責任取って貰うんだから!」

88 : ◆IIiEuGs1j. - 2014/06/18 15:43:23.64 NbyabtgXO 49/50

「これが終われば、伊織もトップクラスのアイドルに仲間入りだ!」

伊織「にひひっ♪ まあ、楽勝ね!」

「開幕は思い出を温存しつつ……」

伊織「プロデューサー」

「ん? 最初から思い出のラッシュが良いか?」

伊織「違うわよ」chu

「」

伊織「絶対に私、トップアイドルになるから……続きは後でね。にひひっ♪」

「あ、おい……」

伊織「さあ、行くわよ!」


end

89 : ◆IIiEuGs1j. - 2014/06/18 15:48:22.70 H3gGKoLLO 50/50

とりあえず、終わりです。

ありがとうございました。

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