ガヴ「(ダメだ…全く分からない……)」
次のうち、クラスメイトの中にいる悪魔は誰?
Aアターニャ Bカターニャ
Cサターニャ Dタターニャ
元スレ
みのもんた「あなたはすでに750万円を手にしています…もちろん!それを持って帰ることもできる」ガヴリール「くそっ…」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1486121428/
ヴィーネ「さすが1000万円の問題ね…ガヴ、どうするのかしら…」
ラフィ「そうですね~…こればっかりは私もお手上げです…」
?ターニャ「……」
ラフィ「サターニャさんはどう思いますか?」
?ターニャ「答え言った!いま答え言ったよ!!」
みのもんた「ですがガヴリールさん、あなたはなんと!全てのライフラインを…残しておきました」
みのもんた「これを使わない手はありませんね?」
ガヴ「うん、いやまぁそれはそうなんだが…」
ガヴ「(いいのか?ガヴリールドロップアウトなのにドロップアウト以外を選択しても許されるのか?)」
ガヴ「(どうなんだ!?ラフィエル、教えてくれ!)」
ラフィ「(ガヴちゃんなら大丈夫ですよ~)」グッ
ガヴ「(そうか、分かった)」
?ターニャ「いやいやちょっと待って!これじゃテレフォンの意味無いじゃない!」
ヴィーネ「アターニャは静かに見てて」
?ターニャ「サターニャだよ!!」
ガヴ「じゃあ…オーディエンスで」
みのもんた「分かりました…それではオーディエンスの皆さん!キーパッドの上にぃ~↑指を置いてください」
みのもんた「そして挑戦者のことを助けてあげてください!」
テレレン!
A 0%
B 0%
C 0%
D 0%
E わからない 100%
サタ「そんな選択肢無かったじゃない!なんでオーディエンスがドロップアウトしてるのよ!!」
ヴィーネ「まぁそうなるわよね…」
サタ「ならないよ!普通ならないよ!」
ラフィ「ですがサターニャさんクラスの大悪魔になると、普通なんて通用しないんじゃないですか?」
サタ「クックックッ…そう、我こそは大悪魔サタニキア=マクド
ヴィーネ「静かに見てって言ってるでしょ!!」
サタ「はい……」
みのもんた「いやぁ~…そうきましたか」
みのもんた「オーディエンスの皆さんを頭を悩ませるほどの難問が、いまガブリールさんを襲っています」
みのもんた「しかし!その先には!!1000万円というミリオネアの栄光が、ガブリールさんを待っているんです!!」
みのもんた「よぉ~く考えてくださいね?時間はタッッップリあります」
サタ「この人さっきから一人でずっと喋ってるけど楽しいのかなぁ?」
ラフィ「サターニャさんは楽しいんですか?」
サタ「……」
ガヴ「じゃあテレフォン使います」
みのもんた「おや、先にテレフォンを使うんですか!50:50も残っていますが…いいんですね?」
ガヴ「へい」イライラ
みのもんた「それでは早速お友達に電話を繋いでみましょう、もしもし~?」
マスター「はい、ご利用ありがとうございます。エンジェル珈琲店でございます」
みのもんた「こんにちは!なんと今、お友達のガヴリールさんが1000万円の、もう一度言います。1000万円の!問題に挑戦しています!!」
マスター「は、はい…?」
みのもんた「そしてそして、ガヴリールさんは今まさに…あなたの助けを必要としているんです」
マスター「よくわからないですが、天真くんの助けになれるなら、ぜひ」
みのもんた「それでは今から問題と4つの選択肢を読み上げます、ただし!時間は30秒しかありません…準備はいいですね?」
マスター「え?30秒じゃコーヒーの説明が……」
みのもんた「それではどうぞ!」
ガヴ「あ、もしもしマスター?」
マスター「天真くん?これは一体どういう…」
ガヴ「すみませんお腹痛いんで今日のバイト休みます~、来週は17:00~17:15でお願いします~じゃ」プツッ
マスター「あ、ちょ、ちょっと天真くん!?来週は豆の仕入れに行くからお店休みだよ!?」
ヴィーネ「ガヴ、ちゃんとバイト続けてたのね…それにちゃんと電話して休むなんて……」ホロリ
ラフィ「ガヴちゃんはやればできる子ですからね~」ヨシヨシ
サタ「えぇー……」
みのもんた「それではガヴリールさん…あなたはオーディエンスとテレフォン、2つのライフラインを使ってしまいました」
ガヴ「へい」
みのもんた「しかし!あなたはこの問題までに3つの!ライフラインを残してきました……つまり、最後の1つがまだ残っています」
ガヴ「マジで!?」ガタッ
みのもんた「そうなんです!50:50がまだ残っているんです!もちろん…使わない手はないですね?」
ガヴ「どうしよっかな~…使っちゃおうかなぁ~……?」チラッチラッ
みのもんた「どうします?使っちゃいますか?」ニマッニマッ
ヴィーネ「ガヴが楽しそうで何よりね」
ラフィ「そうですね~。でも、サターニャさんごときに3つ全て使うというのはちょっと納得いかないですね」
サタ「うるさいわね!いいから早く使いなさいよ!」
ラフィ「え?サターニャさん、まさか使わないと答えが分からないんですか?」プーッ
サタ「それガヴリールに言ってあげて!お願いだから!!」
ヴィーネ「ラフィ、さすがにカターニャが可哀想になってきたからそろそろ……」
サタ「サターニャだよ!!!」
ガヴ「50:50でオナシャス」
みのもんた「分かりました…それではコンピューターが答えを2つに絞ります!」
テレレン!
次のうち、クラスメイトの中にいる悪魔は誰?
Aアターニャ Bカターニャ
サタ「ちょっ…スタッフ~!スタッフ~!!」
ヴィーネ「あちゃー…やっぱりこの2つが残ったわね」
ラフィ「ヴィーネさん、さっきからAとBで悩んでましたもんね」
サタ「……」
サタ「もしかしてわたしってサターニャじゃないのかな……」
ラフィ「いいえ、そんなことないですよサターニャさん」
サタ「ラ、ラフィエル……?」
ヴィーネ「そうそう、何言ってるの!サターニャはサターニャじゃない」
サタ「ヴィネット……」
サタ「で、でも…ガヴリールは答えが分からなくて…」
サタ「コンピューターが答えを2つに絞って…それで……」
ラフィ「まぁまぁ。最後まで見ないとわからないじゃないですか?」
ヴィーネ「そうね、ガヴを信じましょう」
サタ「うん……」
ガヴ「…なるほどね」
みのもんた「さて、ガヴリールさん。あなたには3つの可能性があります」ニヤッ
みのもんた「1つはこの問題に正解して、ミリオネアになる可能性」
みのもんた「もう1つは考えたくありませんが…万が一ですよ?万が一、間違えてしまった場合は100万円を持って帰ることができます」
ガヴ「……」
みのもんた「そして、最後の1つは――」
ガヴ「みのさん。これでハッキリしたよ」
みのもんた「…答えが、決まったんですね?」
ガヴ「うん。というよりも答えは最初から分かっていたんだ」
ガヴ「クラスメイトの中にいる悪魔はCのサターニャ。最初はそう思った」
ガヴ「でも疑問に感じたんだ、サターニャは本当に悪魔なのか?ってね」
みのもんた「ふむ……」
ガヴ「確かにあいつはバカだし基本ウザいし話しててもイライラしかしないからロクなやつじゃない」
ヴィーネ「ばっさり言うわね……」
ラフィ「ガヴちゃん、そういう所ありますからね~」
サタ「……」
ガヴ「けどまぁ…あれだよ、悪いやつじゃないよ」
ガヴ「それに下手に悪魔とか言うと、我こそは大悪魔~とか始まって面倒くさいからな」
みのもんた「……」
ガヴ「50:50して確信したよ、サターニャは悪魔じゃない。悪魔だったとしても、それが『本当の』悪魔じゃないってことを証明してくれた」
ガヴ「だからこの問題には答えられない。それが私の出した答え」
みのもんた「つまり、ガヴリールさん。あなたの選択は……」
ガヴリール「ドロップアウト。ファイナルアンサーだ」
帰り道
ガヴ「はぁ~あ……サターニャのせいで1000万円がパーだよ、どうしてくれるんですかねえ」
サタ「ちょ、ちょっとなんでわたしのせいなのよ!ガヴリールが答えられないからいけないんじゃない!」
ヴィーネ「まぁそれでも100万円は持って帰れるんだから良かったじゃない」
ラフィ「パーッと美味しいもの食べに行きましょう~♪」
サタ「……」
サタ「…そ、そのさ……ガヴリール」
ガヴ「あん?」
サタ「……ご、ごめんなさい」
ガヴ「はぁ?」
サタ「だ!だって!いつも話しててイライラするしロクなやつじゃないって…」
ガヴ「そういうのがウザいんだよ」
サタ「はうっ!」グサッ
ヴィーネ「でもガヴ、言ってたわよね?サターニャは本当の悪魔じゃないって」
ガヴ「あー……まあそれは…その……」
ヴィーネ「ふふっ、それってどういう意味?」
ラフィ「あらあらまあまあ」クスッ
サタ「そ、そうよ!わたしは大悪魔サタニキア=マクド
ガヴ「それはもういい」
サタ「で、でも!悪魔じゃないなんて納得いかないわ!」
ガヴ「だってお前悪魔に向いてないし、お世辞にも悪魔だとは到底思えん」
サタ「じゃ、じゃあ何だと思ってるっていうのよ……」
ヴィーネ「……」チラッ
ラフィ「……」チラッ
ガヴ「…あーもう!分かったよ!言えばいいんだろ言えば!」
ガヴ「お前のことはその……悪魔じゃなくて、友d――」
―――
『・・・ーニャ!サターニャ!!起きろ!!』バンッ!
サタ「ふぎゃっ!?」ガタッ
ガヴ「ったくお前…いつまで寝てるんだよ、もう放課後だぞ」
ヴィーネ「羨ましいくらい気持ち良さそうに寝てたわね…」
ラフィ「楽しい夢は見れましたか?」
サタ「夢…?あーそっか、夢かー…」
サタ「う~ん…どんな夢だったか全然思い出せない……」
ガヴ「さて、んじゃサターニャも起きた事だしさっさと行くか」
サタ「へ?どこに?」
ガヴ「何言ってんだよ、お前が激辛シュー食べたいから放課後にファミレス行こうって言い出したんだろ」
サタ「そ、そうだったっけ…?フン、まあいいわ!そこまで言うなら仕方ないわね」
サタ「この大悪魔、胡桃沢=サタニキア=マクドウェル様が付き合ってあげるわ!!」
「今日もまたイチゴにしようかなぁ」
「美味しかったですよね~♪」
「私はなんでもいーや」
サタ「ちょっ…ま、待ちなさいよーっ!!」
おわり