ほうかご!
紬「お茶が入りましたよ~♪」
律「お茶お茶ー!」
唯「あずにゃーん!そのモンブラン一口ちょうだい!?」
梓「やです!自分のイチゴショート食べてくださいよ」
唯「ええー、じゃあ私のも一口あげるからー、お願ーい!」
梓「・・・・・・まぁそれなら・・・」
律「澪のケーキひと口もーらい!」ヒョイパク
澪「おい律!ったくもう・・・」
元スレ
さわ子「しかし『唯梓』だの『律澪』だの言われてるけど」
http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1308148198/
律「へへーん!まぁまぁ替わりに私の一口やるってー!ほれ、あーん!」
紬「あらまらまぁまぁ」キラキラ
澪「じ、自分で食べれる!」
唯「あずにゃん!私たちも負けてられないよ!はい、あーん!」
梓「私も自分で食べられます!」
唯「ああん、あずにゃんのいけずー」ヨヨヨ
律「おおよしよし、かわいそうな唯!そんじゃ替わりに、ほい、あーん!」
唯「あむ!んー甘ーい!チョコクリームいっぱいだぁ~!」
律「そうだぞー!一番おいしいとこだったのに澪が食べないからー」プププ!
澪「」
唯「じゃあお返しにりっちゃんにも!はい、あーん!」
律 パク「あんむ!ひゃーこれまたクリームにイチゴいっぱいですなぁ!」
唯「私もあずにゃんのために一番おいしいとこだったんだけどねぇ」ニシシ
梓「」
さわ子「りっちゃんと唯ちゃん、ほんと仲が良いわねぇ」
律「さわちゃん、いつの間に!?」
紬「はい先生、ケーキと紅茶どうぞ♪」
さわ子「ありがと、ムギちゃん」
さわ子「しかし『唯梓』だの『律澪』だの言われてるけど、実際仲良いのは『律唯』よねぇ」
澪梓「」
律「仲良いもんなー、唯ー!」
唯「だよねー、りっちゃん!」
律「唯ー!」ヒシッ!
唯「りっちゃーん!」ヒシッ!
澪「何やってんだか・・・」
紬「ゆいあず?りつみお?」
さわ子「カップリングのことよ~」モグモグ
紬「キマシタワー!!」キラキラドカーン!
律「なんだぁ急に」
梓「ムギ先輩、いきなりテンションMAXですね」
紬「わ、私は!?私のは何かないんですか!?」
さわ子「そうねぇ、ムギちゃんだとやっぱり『律紬』かしら?」
紬「りっ、りつむぎ!?」
澪「あぁ、2期14話のか」ボソ
梓「14話とか言っちゃダメです」ボソ
律「あの時のムギかわいかったんだぞー、どこ行っても楽しそうでさー」
紬「りっ、りっちゃあん!だ、抱き締めてもよかですか!!?」ハァハァ
律「よーし、ムギ!今日は受け止めてやろう!どんとこーい!」ババッ
紬「///りっちゃん!え、えーい!///」ドーン、ギュー!!
律「力強ぇ!負けてたまるか!おりゃあ!ムギー!」ギュウギュウ!!
紬「りっちゃん!りっちゃあん!!!」ムフームフー
澪「」
唯「いいなぁムギちゃん」
梓「・・・・・・・・・・」チラッチラッ
さわ子(梓ちゃん、唯ちゃんをチラチラ見てるけど、唯ちゃんは気づくかしら?)
唯「あっずにゃーん!!」ガバッ
梓「も、、もーやめてくださいよー」ニマニマ
さわ子(あ、視線には気づかなかったけど、自分の欲望のままいったか)
律紬「キャッキャツ」
唯梓「キャッキャッ」
澪「」
さわ子「澪ちゃん余っちゃったわね」
澪「口に出して言わないでください!」
澪(これがいつものムギの心境か。今までなんてひどいことを・・・)ウウッ
澪(しかし律はやらん!絶対にだ!!)
さわ子「そうだ、ここらで自分たちでベストカプを決めるのもいいかもねぇ」
澪「今この状況でなんてことを!!!」
紬「やりましょう!!」
梓「自分たちでって、また何のために・・・」
律「だいたいどうやって決めるんだよー?」
唯「会議とか?」
さわ子「とりあえず無記名投票でどう?」
梓「一番のカプだと思うのを各自書くわけですか」(唯梓!唯梓!!)
唯「えー面白そう!私やってみたいな!やろうよやろうよ!」
澪「な、仲悪くなっちゃったりしないよな・・・は、はは・・・・・・」
紬「私たちならそんなことにはならないわよ、澪ちゃん!」
律「仲悪いと思う2人を書くわけじゃないし大丈夫だってー」
さわ子「そうよ、暇潰しのお遊びお遊び」
梓(暇なら部活したらいいのに)
さわ子「さて、じゃこのメモ用紙にベストカプだと思う2人を書いてね」
澪(『律澪』!『律澪』がベストカプだろ!!)カキカキカキカキ
梓(『唯梓』!『唯梓』以外に考えられない!)カキカキカキカキ
律「おいおい、2人とも悩むことなく即決だなー」
紬「そんなに意中の人がいるのね~」キラキラニヤニヤ
澪(しまったー!いきなり書いたのはまずかったかー!梓ー!)ダラダラ
梓(澪先輩もですー!な、なんとかごまかさないと!えーとえーっと)ダラダラ
梓「あ、えっと、これって自分を書かなくてもよかったんですよね?」
唯「・・・」ピクッ
さわ子「もちろん大丈夫だけど?他の人書いたの?」
梓(よし!これでフェイント成功!)
澪(梓GJ!よくごまかした!)アイコンタクト
梓(どもです、澪先輩)アイコンタクト
澪(もし自分を書いたのがバレたら、学級委員長の投票で自分に入れたのがバレた時以上の恥ずかしさだろな)アワワ
さわ子(梓ちゃん、ごまかしたつもりだろうけど、そんなこと言っちゃったら・・・)チラッ
唯(・・・そっか、あずにゃん他の人書いたんだ・・・・・・)
紬(・・・)ニコニコ
律「うーん、どうすっかなー?」
澪(律!何を悩んでるんだ!私たち以外ないだろ!)
紬「うふふ、私はこれにしようっとー♪」カキカキカキカキ
唯「ムギちゃん、誰々書いたのー?」
紬「うふふ、内緒よ唯ちゃん。唯ちゃんはまだ?」
唯「うーん」
梓(この投票の原因が『律唯』とはいえ、唯先輩は『唯梓』って書くはず!)
唯「・・・・・・うーん」
梓(ってなにを悩んでるんですか唯先ぱーい!)
唯「ねぇさわちゃん?」
さわ子「なぁに?唯ちゃん」
唯「これって軽音部のメンバーだけでしか書いちゃいけないのかな?」
梓(!!!)
さわ子「そっか、真鍋さんや憂ちゃんもいるわね。部員以外でもいいわよー。」
唯「はーい」
さわ子(ほらね梓ちゃん、どうなっても知らないわよー)
梓(し、しまったー!『唯和』ですらかなりだけど、それ以上に『唯憂』は強敵すぎる・・・)
梓(しかも自分から確認したということは唯先輩、そのどっちかを書く可能性が高い!)
梓(もしかしてさっき私があんなこと言ったからだったりしたら・・・ヤバいヤバいヤバい!!)
梓(ど、どうしよう、唯先輩に私たちの仲はそんなでもないと思われてたら・・・・・・)ダラダラ
澪(梓、汗がナイアガラの滝のように!大丈夫か?)
律「よーし、決めた!」カキカキカキカキ
澪(ハッ!『律澪』!『律澪』だぞ律ぅ!)
律「うし!唯はまだかー?」
唯「どうしよっかなー?」
律「早く書きなちゃいねー」
唯「うーん、決めた!私も決めたよ、りっちゃん隊長!!」
律「よし急ぐんだ、唯隊員!」
唯「みんなに見えないように・・・っと」カキカキカキカキ
さわ子(ほんと、りっちゃんと唯ちゃん仲良いわねぇ)
唯「書けました!!」フンスッ
さわ子「それじゃこの箱の中に一旦入れてね」
がさがさ
さわ子「さ、これで誰が書いたかわからなくなったし、発表していくわよー」
さわ子(読む私は筆跡で誰が書いたかわかるんだけどね)イヒヒ
梓「け、結構緊張しますね・・・・・・」
澪「でもすぐ終わっちゃうしな・・・・・・」
さわ子「そうねぇ、ただ結果見るだけだとつまんないし、そのカップリングについて議論でもしてみる?」
唯「議論ってどんなふうに?」
紬「『異議あり!』とか?」ワクワク
唯「おお!『貴様にうちの娘はやらん!』とかだね!」
律「それじゃお父さんじゃないか」
さわ子「ま、そのカップリングの印象とかね」
梓(・・・・唯『梓さんを私にください!』)エヘヘ
律「なんだ梓、何にやけてんだ?」
梓「は!何でもないです!」
さわ子「それじゃいくわよー覚悟はできたわね!?」
律唯「おー!」
紬「おー!」
さわ子「まず1枚目!」ガサガサ
澪(『律澪』こい!『律澪』こい!)
梓(『唯梓』!『唯梓』!)
さわ子「・・・・・・・・・じゃん!!『唯梓』!」
梓(ッシャー!!!)グッ!
唯「やったね!あずにゃん!」
梓「ハッ、も、もう唯先輩こんなことで浮かれすぎです」ムニムニ
澪(くっ、なんだその顔は、ニヤケ顔が隠せてないぞ)
さわ子(梓ちゃん喜んでるけど、筆跡からして、これ、あなたの書いた紙よ・・・)
律「なんか今さら議論の必要もないカップリングだなー」
唯「えー議論してよー」クネクネ
紬「仲いいわよね、唯ちゃんと梓ちゃん!ほほえましいわ~」
澪「けど梓、いつも唯に文句ばっかり言ってるような・・・・・」
梓「そ、そんなことないですよ!」
律「梓『もー!ちゃんと練習しましょうよー!』」プププ
さわ子「梓『皆さんやる気が感じられないですー!』」プププ
唯「ひどい!ひどいよ!りっちゃん、さわちゃん!」
紬「でも梓ちゃんそっくり~」クスクス
梓「全然似てないですし、それは律先輩とさわ子先生に言ったんですよ!」
律「なにをー!こりゃー中野ー!!」
さわ子「じゃぁ当の本人の梓ちゃんはどうなの?このカップリング」
梓「私ですか?」
梓「えっ・・・・・・と、まぁ無難なとこではないでしょうか!」
澪「無難ってなんだそれ」
律「つまり選ばれて当然、と」
梓「そ、そんなんじゃないですけど、なんだかんだで鉄板ていうかなんていうか!」
梓「先輩後輩っていうのも重要な要素だし、唯先輩ベタベタ抱きついてくるし」
梓「でもそこを私が厳しく突き放すことでベタベタのクドさが消せた上、けど完璧に突き放せていないところで多分周りからはほほえましく見えるんだろうし」
梓「私がほら、小さいから唯先輩が抱きしめてるとこがみてて可愛らしいとういうか」
梓「そういうのが評価されて『唯梓』こそ至高であると思います!」
梓「あ、いや!思われているんだと思います!」フンスッ
律「なるほどねぇ」ニヤニヤ
紬「梓ちゃんの熱い気持ちが伝わってくるわ~」ニコニコ
唯「あずにゃん・・・・・・」パァァ
梓「べ、別に世間で思われてることを客観的に言っただけです!」
さわ子「へ~」ニヤニヤ
律「ほ~」ニヤニヤ
さわ子「さてさて梓ちゃんが自信満々なのがわかったところで、次のにいきますか!」
梓「ち、違いますー!!」
さわ子「そういうことにしておくわ♪それじゃ2枚目いくわよー!」
がさがさ
澪(ぬぉぉぉ!律澪ぉぉぉ!)
梓(もいっちょこい!もいっちょこーい!)
さわ子「・・・・・・・・・じゃん!『唯和』!」
梓「」ガクゥ・・・バタン
紬「梓ちゃん!?」
律「糸の切れた人形のようにくずれおちたな」
澪「梓!しっかりしろ!!」
梓(終わった・・・・・・早くも終わったぁ・・・)ブツブツ
澪 ヒソヒソ「梓、まだこれを唯が書いたとはわからないだろ!」ヒソヒソ
梓 ボソボソ「他に誰が『唯和』なんて書くんですか・・・・・・」ボソボソ
澪 ヒソヒソ「と、とりあえずしっかりしろ!」ヒソヒソ
紬「うふふ♪唯ちゃんと和ちゃんも仲いいわよね~」
さわ子「幼なじみってのもカップリングの鉄板よねぇ」
澪(私たちみたいにな!)ウンウン
梓(・・・そっか唯先輩・・・・・・)
唯「いやー和ちゃんには保育園からお世話になりっぱなしだよー」テレテレ
律「まったく、和の気持ちがよくわかるわー」
澪「お前が言うな!」チョップ!
律「アギャ!」
梓(・・・私より和先輩のこと・・・・・・)
梓(・・・・・・・・・・・・・・・・・・)
さわ子「それじゃ次いくわねー」
梓「あ、あの・・・」
律「どした?梓」
梓「あ・・・えと、私ちょっとトイレに・・・」ガタッ
唯「大丈夫あずにゃん?顔色悪いよ?」
さわ子「あらほんとね」
梓「大丈夫です。すいません、ちょっといってきます。」
紬「梓ちゃん」
梓「すいません、皆さんは先に続けててください」タタタガチャパタン
律「大丈夫かぁ?梓のやつ」
澪「まぁ精神的なものだろうし・・・」
紬「精神的?」
澪「あ、いやなんでもないよ」
唯「・・・・・・」
さわ子「梓ちゃん、ああ言ってたけど帰ってくるまで待ちましょ」
紬「それじゃ紅茶入れ直しますね~♪」
・・・・・・・
さわ子「梓ちゃん、帰ってこないわねぇ」
唯「・・・・・・」
律「もう15分は経つぞ?」
澪「さすがに心配になってきたな」
唯「・・・・・・」
紬「私、見てくるね!」ガタッ!
律「おー頼むな」
唯「ムギちゃん!私が行ってくるよ!」ガタッ!!
紬「それじゃ一緒に・・・」
唯「ううん、私ひとりで大丈夫!」
紬「・・・じゃあ、唯ちゃんおねがい♪」
といれ!
梓(唯先輩、やっぱり私より和先輩のほうがいいんだ・・・・・・)グス
梓(あんなにいっぱい抱きついてきたのになぁ。それとも和先輩にもあんな感じなのかも・・・・・・)グスグス
コンコン
唯「あずにゃん?入ってる?」
梓(唯先輩だ・・・・・・)
コンコン
唯「あずにゃん?大丈夫?返事して?」
梓(こんな泣き顔じゃでていけないよ・・・・・・)グスッ
唯「!」
ガタン!ガタガタ!ゴト!ガタ!!
梓(なに!?なんなの?)
ガバッ!
唯「やっぱりあずにゃんだ!大丈夫!?」
梓「なっ!?唯先輩なに仕切り壁よじ登ってるんですか!」クルッグシグシ
唯「返事がないし、倒れてるのかと思ったら、そしたらあずにゃんの泣き声が聞こえてきて」
梓「そんなことくらいでトイレ覗くなんてサイテーです!」
唯「だから返事もできないくらいしんどいのかと思って、あずにゃん大丈夫?」
梓「・・・・・・・・・」
唯「あずにゃん?なんで泣いてるの?」
梓「グスッ・・・・・・なんでそんなに私に構うんですか?」
唯「なんでそんなこと聞くの?あずにゃんがあずにゃんだからだよ?」
梓「グスッ・・・意味がわかりません。」
唯「あずにゃん・・・・・・」
梓「・・・・・・唯先輩はグスッ・・・私より和先輩のほうが大事なんですよね?」グスッ・・・
唯「!?さっきの投票のこと?」
梓「・・・・グス・・・はい・・・・・・実は私グシュ・・・・あんなこと言いながら・・・グスッ『唯梓』って書きました」
唯「・・・・・・あれ書いてくれたのあずにゃんだったんだ・・・」
梓「はい・・・・・グシュ・・・『唯梓』は誰より仲良しだと思われたい・・・ううん、『唯梓』が一番仲良しだ!って・・・」
梓「・・・・・仲良しだって・・・・・・私自身が、グシュグスッ・・・・そう思ってるんです・・・・・」グスグス
唯「あずにゃん、私」
梓「グシュだけど・・・グスッ、エック・・・・・・唯先輩は・・・ヒッ・・・・・そうじゃなかったんですね・・・ヒック・・・・・ヒィン・・・・・・」ポロポロポロ・・・
唯「あずにゃん聞いて?そんなことないよ!」
梓「エック・・・・・グスッ、もう自分ひとりで浮かれてたのがバカみたいで・・・・・・」
唯「あずにゃん!違う!違うよ!?」
梓「・・・グシュ・・・私、恥ずかしくって・・・ヒック・・・・・ヒィン・・・・・悔しくって・・・・・・・・・」ボロボロボロボロ・・・・・
唯「そんなことない!あずにゃん!私は誰よりあずにゃんが大事!」
梓「・・・でも・・・・唯先輩・・・・・」グスグス
唯「部室に戻ろう?みんなあずにゃん待ってるよ」
梓「・・・・・・」
唯「もどろ?ね?あずにゃん」
梓「・・・・・・私もう、投票の続き聞きたくないです・・・」
唯「大丈夫だよあずにゃん!私、あずにゃんに続き聞いてほしいんだぁ!」
梓「グシュ・・・・・・わかりました・・・」カチャ
唯「・・・・・・」
梓「・・・・・・唯先輩?」グスッ
唯「・・・・・・あずにゃん、足届かない・・・」エヘヘ
梓「・・・クスッ、もう唯先輩は。そんなとこよじ登るからですよ!左足をここで右足はここです!」
唯「グエッ、足引っ張ったら壁がお腹に食い込んじゃうよ~」
梓「もう!知りません!」ニコ
ぶしつ!
ガチャ!
律「お、帰ってきた」
紬「お帰りなさい梓ちゃん」
澪「なかなか帰ってこないから心配してたんだ。もう大丈夫なのか?」
梓「すいません、遅くなりました。もう平気です」ガタッ
紬「はい梓ちゃん、紅茶入れ直したからね♪」コト
梓「ありがとうございます、ムギ先輩」
澪 ヒソヒソ「梓、平気か?嫌なら無理しなくても・・・」ヒソヒソ
梓 ヒソヒソ「・・・・・・平気です」ヒソヒソ
澪(うぅ・・・私が耐えられない・・・・・・律ぅ・・・・・・)
唯「それじゃどんどん続きいこうよ!!」
澪(くっ、こいつは・・・梓の気も知らずに・・・・・・)
律「そーだそーだ!次次ー!!」
澪(お前もだ!私の気を知れ!!)
さわ子「じゃあ3枚目、いくわよー」
がさがさ
紬「次は誰と誰かしら~楽しみ~!」
澪(今度こそ『律澪』!頼む頼む!!)
梓(・・・・・・・・・)
さわ子「・・・・・・・・・じゃん!『唯梓』!」
梓「えっ・・・・・・」
澪(くっ)
律「またかよー」
紬「また『唯梓』だなんて!2人ともすごいね!!」
梓「・・・・・・ありがとうございます・・・・・・えへ」
さわ子(あら?これ・・・)チラッ
律「どしたの?さわちゃん」
唯「・・・えへへ、多分これ私が書いたやつだよ!」
梓「え・・・・・・でも唯先輩」
さわ子「もう唯ちゃん、自分でばらしちゃだめよー」ピラッ
梓「ほんとだ・・・」
律「なんだ唯、あんなこと聞いたから、和か憂ちゃん書いたのかと思ったぞー」
唯「うん!みんな仲良しだよ!でもね・・・私はあずにゃんが一番仲良しだと思ってるよ!」
梓「・・・・唯先輩」
唯「あずにゃんは小さくて可愛くて、ぎゅってしたら柔らかくて温かくて」ガバッ
唯「ギターも上手で分からないとこも教えてくれて、本人もがんばり屋さんで」
唯「抱きついたらいつも怒るけど、えへへ、でも実はとっても甘えんぼさん!」
唯「だから私はそんなあずにゃんが大好きなんだよ!わかった?あずにゃん!?」ギュギュー!!
梓「・・・・・・唯先輩」グスッ
律「なーんか途中から愛の告白になってないかー?」
紬「素敵!素敵よ!唯ちゃん梓ちゃん!!」キラキラ
さわ子「ヒューヒュー!熱い熱い!!」
律「さわちゃん、それなんか古い・・・」
さわ子「えっ!?・・・なによ!古くて悪かったわねー!」
澪(また私たちじゃなかったけど・・・・・・)チラッ
梓(・・・・・・えへへ)ニコニコ
澪(・・・・・・ま、いっか)
澪 ヒソヒソ「よかったな、梓」ヒソヒソ
梓 ヒソヒソ「・・・はい!」ヒソヒソ
さわ子「さ、それじゃ次いくわよー」
さわ子「ちょっと遅くなっちゃったし、最後2枚まとめていくわね」
がさがさ
唯「本当、きれいな夕焼けだー」
梓「すいません、私のせいで・・・・・・」
紬「気にしないで梓ちゃん」
澪(後は、私と律が書いた『律澪』だろうけど、『唯梓』と2票ずつで引き分けか・・・)
澪(きっちり勝ちたかったけど・・・梓の嬉しそうな顔見てると・・・ふふふっ)
がさがさ
さわ子「まずは・・・・・・・・・じゃん!『律澪』!」
澪(よしっ)
さわ子「それと・・・・・・・・・じゃん!お、またまた『唯梓』!」
澪「」ガビーン!!
律「お、やったな澪ー、私たちだぞ!」
澪「り!・・・りつぅぅうぅぅうぅぅ!!?!?」ガタン!
律「うお!?なんだよいきなり?」
澪「なんだじゃないだろ!!なんだこれ!?」
律「いやいや、こっちがなんだそれ!?だわ」
澪「えーーーーーーー!!?ちょ!律お前!!なんて書いたんだ!!?」
律「それ言っちゃ箱に入れた意味がないだろーが・・・・・澪こそなんて書いたんだよー?」
澪「くっ・・・・言えるわけないだろ!!」ダンッ!!
律「意味わからんわ!」
澪「えーーーー!なんだこれ!?えっ?なに!?これ?わかんない!!あれ!?」
唯「やったね!あずにゃん!!一番だよ!!」ギュー!!
梓「はい!」
澪「・・・・?・・・・・・!!・・・・・!・・・?・・・!?」コンラン!
紬「すごいね!二人とも!『唯梓』3票だって!!」
唯「あれだよ!ハットリくん!?」
律「それをいうならハットトリックだろ!」
さわ子「それじゃもう『唯梓』についてはさんざん話したし、『律澪』についてなにかある?」
唯「うん!りっちゃんと澪ちゃんもとっても仲良しだよね!」
紬「そうよね~!幼なじみ、うらやましい~」
梓「あ・・・でも私さっき澪先輩に言われましたけど、澪先輩こそ律先輩に怒ってばっかりな気がするような・・・」
律「そのとおり!よくぞ気づいた梓ー!」
澪「そ!そんなことないだろ!」
律「ほらな」
澪「」
さわ子「梓ちゃんは唯ちゃんに怒っても結局許したり、抱きつかれてデレたりするけど・・・」
梓「デレたりしてないですー!」
さわ子「澪ちゃんはりっちゃんに対して怒りっぱっていうか・・・」
律「せんせー!秋山さんってー、すぐ私のこと殴るんでーす!!」
澪「それは律が殴られるようなことするから・・・」
律「しとらんわい!」
澪「してるだろ!!」
紬「殴っても嫌われないって確信できるほど、りっちゃんを信じてるのね~」
唯「ほほぅ?」
紬「前に私、りっちゃんに叩いてもらえた時、すこし痛かったけどとっても嬉しかったのよ」ニコニコ
紬「『あぁ、私もりっちゃんに好かれてるんだ!信用されてるんだ!』って!」
梓「あぁ、あの後うまく叩けたんでしたっけ」
唯「りっちゃんとムギちゃん、おでこにおそろのバンソーコーしてたよね!」
律「ムギがさー、恥ずかしいこと言うもんだからつい、な。軽くツッコミ入れたんだよ」
律「ツッコミでもなきゃ、澪みたいに殴ったりしないって。実際、澪を殴ったことないぞー」
唯 ボソッ「・・・私は1年の初詣のとき、りっちゃんのマジゲンコくらったことあるけどね・・・・・・」ボソッ
梓「そうなんですか!?」
律「・・・・・・・・・」ピューピュピュー
唯「あーん、ムギちゃん!りっちゃんが口笛でごまかしたぁ!」
紬「うふふ♪」
さわ子「さ!これで終わり終わり!あなたたち、暗くなる前に帰るのよ」
律唯紬梓「はーい」
澪「・・・・・・」
結果
唯梓→3票
唯和→1票
律澪→1票
そして
かえりみち!
唯「じゃあねー!りっちゃん澪ちゃん!」
梓「おつかれさまです」
律「おー、気をつけてなー」
紬「りっちゃんたちもね、また明日~♪」
唯紬梓テクテク
紬「暗くなっちゃったね~」
梓「すいません、私のせいで・・・」シュン・・・
唯「いいんだよ、あずにゃ~ん」
紬「とっても面白かったね~。またやりた~い♪」
唯「・・・・・そういえばムギちゃん、自分の名前書かなかったんだよね?」オソルオソル
紬「え?・・・んん~」
唯「ひょっとして・・・・『唯梓』のあと1票ってムギちゃん?」
紬「・・・・・・うふふ♪」
梓「そうなんですか!?」
紬「せいか~い♪」
唯「てっきりムギちゃんは『律紬』って書くものだと思ってたんだけど」
梓「私もです。よかったんですか?ムギ先輩」
紬「私も初めは『律紬』って書こうと思ったんだけどね」
唯「だったらどうして?」
紬「実際ペン持つと、誰か一人を選べなくって・・・だってみんな仲良しだもの♪」
梓「なんだか胸が痛いです・・・・・・」ウゥッ・・・
唯「奇遇だねあずにゃん・・・私もだよ・・・・・・」ウゥッ・・・
紬「迷ってたところに梓ちゃんがあんなこと言って、唯ちゃんがしょんぼりしてたから~」
紬「よし!『唯梓』!ってね♪えい!って書いちゃった!!うふふ」
唯「私、そんなにしょんぼりしてた!?あずにゃんも気づいてた?」アワワ
梓「ごまかすのに精一杯で気づきませんでした・・・・・」カァァ・・・
紬「私が書いたあと、今度は唯ちゃんがあんなこと聞くから、梓ちゃんもパニック寸前だったのよ~」
唯「えー、気づかなかったよー」
梓「お恥ずかしい・・・・・・」
紬「気を回してみたけど、唯ちゃんも『唯梓』って書いててホッとしたわ~♪」ニコニコ
唯「ううん!気を使ってくれて、ムギちゃんありがと~!」
梓「ありがとうございますムギ先輩!」
紬「どういたしまして~♪」
梓「あれ?ってことは『唯和』は律先輩ですか?」
唯「なんでりっちゃんも『律澪』って書かなかったんだろうね?」
紬「ふふ・・・りっちゃん、ああ見えて照れ屋さんだからね」
梓「でも最初の流れなら『律唯』も『律紬』もあったし、唯先輩を書くなら『唯憂』もあったのに・・・」
唯「なんで『唯和』なんだろう?」
紬「・・・・・・うふふ♪」
唯「お?さてはムギちゃん気づいてますな?」
梓「教えてくださいよムギ先輩!」
紬「・・・・・・うふふ・・・それはね・・・・・・」
澪トボトボ律テクテク
澪「・・・・・・」
律「・・・・・・なー、澪ー?」
澪「うるさい」
律「まだ何も言ってねーだろー」ハァ・・・
澪「・・・・・・ごめん、なに?」
律「いいかげんさー、機嫌治せってー」
澪「・・・・・・別に怒ってないし・・・」
律「うそつけ」
澪「・・・・・・」
律「さっきの投票で私がなんて書いたか気になってるんだろ?」
澪「・・・・・・なんて書いたんだ?」
律「『唯和』」
澪「・・・あぁ・・・そっちが律のだったか・・・」
律「澪はなんて書いたか・・・・・まぁ聞かなくてもわかるけどな。へへへ」
澪「・・・・・・確かに私は・・・『律澪』って書いたけど・・・・・・もういいよ・・・・・・」
律「なにがもういいんだよー?」
澪「・・・・・・律は私たちより、唯と和のほうが仲いいと思ってるんだろ・・・・・・」
律「べっつにー?そんなこと思ってないけど?」
澪「・・・・・・え?」
律「・・・・・・私たちより仲いい奴らなんていないだろ?」
澪「・・・・・・律・・・」
律「ん?あれー?いるのかー?」
澪「いない!」
律「だよなー」ニッ
澪「うん!うん!!・・・・・・けど、だったらなんで『律澪』って書かなかったんだよ!?」
澪「私だけ恥ずかしいじゃないか」
律「だからだろうが。私は恥ずかしがり屋のりっちゃんだからなー」
澪「だからって!」
律「澪がものすごい勢いで書くんだもん。恥ずかしくって私まで書けるわけないだろー!」
澪「・・・思い出しただけで恥ずかしい・・・」カァァ・・・
律「あの時ムギがこっちみてニヤニヤしやがってさー、あー!思い出したら顔から火が出るわ!」カァァ///
《澪、場景想像中》
澪カキカキカキカキ
紬『意中の人がいたのね~』ニヤニヤニヤニヤ
律(////)
澪「///あああぁっぁあぁあぁあぁあ!!!///」
律「やめろ!私まで余計に恥ずかしくなる!!」///
澪「・・・ふふ、律顔真っ赤」
律「うるへー!お前が言うな!」
澪「・・・でもなんで、『唯和』なんだ?『律紬』や『唯梓』もあったのに・・・」
律「そもそも自分は恥ずかしくって書けなかったしー、『唯梓』は悔しいしー」
澪「悔しいってなんで?」
律「さわちゃん言ってたろ?鉄板だって」
澪「・・・あ・・・」
律「唯と梓、私たちと唯と和、代理戦争だ!」
律「自分を書くのが恥ずかしかったから、私たちの関係を唯と和に託したんだ」
澪「・・・律ぅ・・・」
律「《幼なじみ》が《先輩後輩》に負けらんねぇっつーの!!」
律「ま、負けちゃったけどな、タハハ」
澪「・・・・・り、りぃつぅぅぅぅ!!」ギュゥゥゥ!!
律「おい離れろってー!歩きにくいだろー!!」
391 : 以下、名... - 2011/06/17(金) 00:19:23.94 vDwwzqBN0 79/79
とりあえず終わりです。
支援保守してくれた人たちありがとうございます!