シャミ子「なんれすかー主にむかってそろたいろは!」
シャミ子「私のおしゃけが飲めないろかー」
シャミ子「えへへー」
桃「もう…帰るよシャミ子、ほらお水飲んで」
シャミ子「んんん~ん~」ゴロゴロ
元スレ
シャミ子「もんもぉ~♡」ゴロゴロ 桃「ちょっとシャミ子飲み過ぎ…!」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1573306528/
桃「寝ないでったらもう…」
桃「ほらシャミ子アイス、アイス食べてほらあーん」
シャミ子「あーん♡」
桃「ほら起きて、ここまで食べにおいで」
シャミ子「やだぁ~、桃がたべさせてくださいー」
桃「くっ…」
桃「どうしたものか…」モグモグ
シャミ子「あーずるいです桃、アイスくれるって言ったー!」
桃「シャミ子が起きないからでしょ」
シャミ子「あーん」
桃「はいほらあーん」
シャミ子「んふふふ♡」
ガラガラ
店員「間もなくフードラストオーダーのお時間でーす!」
桃「あっはい!」
桃「ほらシャミ子しゃんとしてっ、何か食べたいものある?」
シャミ子「…」
シャミ子「わたあめ食べたいです!!!!!!」ゴォー
桃「わたあめは小学生まででしょ…(ビックリした…)
桃「すみません、フードは大丈夫です」
店員「はーい失礼しましたー」
ガラガラ
桃「ちょっと恥ずかしいから人前ではシャキッとして欲しいかな…」
シャミ子「なにが恥ずかしいですか!!」
シャミ子「私と桃の間に恥じ入るてんなど何もありません!!!」
桃「そうじゃなくて…もういいや…」
シャミ子「もんも~♪もんも~♪お~お~お~お~♪」グニャ~
桃「恥ずかしいから歌わないで…///あと重い!」
シャミ子「んなぁぁあん!!貴様乙女に向かっておもいとは何事ですか!!」
シャミ子「そんな風に育てた覚えはありません!!」
桃「シャミ子に育てられた覚えはない!!もうお会計呼んじゃうからね」
桃「シャミ子お財布……ツケでいいか」ピッ
\ピンポーン/
ガラガラ
店員「はーい」
桃「お会計でお願いします」
店員「ありがとうございます、番号札カウンターまでお持ちください」
桃「あっ、はい」
店員「失礼しましたー」
ガラガラ
桃「ほらシャミ子帰るよ」
桃「上着と…」
シャミ子「もんも…」
桃「どうしたの?気持ち悪くなっちゃったかな?お水飲む?」
シャミ子「…」
シャミ子「ねむいです…」
桃「…」
桃「そう…」
店員「お会計13835円になりまーす」ピッピッ
桃「はい、えっと一万と…」
店員「あの…」
桃「はい?」
店員「大丈夫ですか…?」
シャミ子「zzz」クカー
桃「まあ、軽いので…はい」チャリン
店員「505円のお返しになります」チャーン
店員「あの、お気をつけて」
桃「ありがとうございます」
シャミ子「んん~」
桃「周りに奇異なものを見る眼で見られてる気がする」
桃「これどうやって電車乗ろうかな…」
シャミ子「ももぉ…?」
桃「あ、起きたかなシャミ子?歩ける?」
シャミ子「んん~…」
シャミ子「うちまでこのままがいいです…」
桃「それは厳しいかな…」
シャミ子「桃、さむい…」
桃「あっゴメンシャミ子…大丈夫?」
桃「そうだよね、私はおんぶしてたから暖かかったけど…シャミ子は寒いよね」
桃「ゴメンねシャミ子、もうちょっと我慢できる?」
シャミ子「さむい…」フルフル
桃「えっと、どうしよう…やっぱりタクシー…」
桃「はこんな所通らないか…」
桃「あっ、ホテル」
桃「もう大丈夫?」
シャミ子「はい、ごめんなさい桃…迷惑ばっかりお掛けしてしまって…」
桃「気にしなくて良いよ、半分は好きでやってる事だから」
シャミ子「…もう半分は?」
桃「ほっとけないから」
シャミ子「ぅう…///」
桃「シャミ子 先にシャワー浴びてきて、もう眠いでしょ?」
シャミ子「ありがとうございます…でも先にって言われても桃、ここのお風呂場…」
シャミ子「ガラス張り なんですけど…///」
桃「し、しょうがないでしょ///」
桃「こんなのだって知らなかったし、近くに他に泊まれそうな所なんかなかった!」
シャミ子「そ、それは感謝してますけど でもこれは…///」
桃「もう!あっち向いてるからつべこべ言わずに入ってくる!//」
シャミ子「は、はい!」
バタバタバタ…
桃「…」
桃「…滑り台とか何に使うんだろう……」
キュッキュッ
シャワアアアアアアアア
桃「…///」
桃「…2、3、5、7、11、13、17、19、23、29、31…」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
シャミ子「桃、もう大丈夫です」
桃「っシャミ子…」
桃(お風呂上がりのシャミ子も凄く可愛い…)
桃(濡れてる髪が艶っぽいし、いつもより少し真っ直ぐに伸びてて…)
桃(湯気と熱気がこっちまで伝わってくるし…)
桃(良い匂い…)
シャミ子「桃…?」
桃「ううん、なんでもない。ちゃんと温まれた?」
シャミ子「はい!桃のおかげです!」
桃「そっか、良かった… じゃあ私も入ってくるね」
桃「へそをジロジロ見ない事」
シャミ子「な!?失礼な!!私とて空気の読めぬまぞくではありません!」
シャミ子「ちょっと目の端に入ってしまう事はあるかも知れませんが!!ちょっとだけ!!!」
桃「ふーん…」
シャミ子「…」
シャミ子「あ、あの、桃…」
桃「?」
シャミ子「私、待ってますからっ///」
桃「!?」
キュッキュッ
シャワアアアアアアアアアアアアアア
桃(あ、あれは一体どういう意味だだったのかな!?)
桃(待ってるってなに!?なにを!?)
桃(いや、私か…私がシャワー浴び終わるのを待ってるだけか)
桃(シャミ子は優しい子だもんね、一緒に寝るの待ってくれてるとか普通に考えてそういう意味だよ、うん)
桃「…」
桃「"一緒に寝る"って…///」
桃(いやでも、もし万が一そういう意味だったら…?)
桃(シャミ子をずっと待たせる、シャミ子に恥をかかせる事になる…)
桃(私たちだって結構長い事一緒にいるし、もうお酒飲める歳だし、ここホテルだし…)
桃「そういう意味ってどういう意味!?」
桃(私たち女の子同士なんだけど!?)
桃(…いや、そんなのもう今更か……)
桃(いやそんなのって何、大事な事だよ落ち着け千代田桃…落ち着けフレッシュピーチ…)
桃(私はシャミ子の眷属…魔力的に強く繋がっていて…)
桃(つまりこれはもう女夫と言っても差し支え無いのでは…?)
桃(女夫ならそういう行為に及んでも致し方ないというか、及ばなければ不自然というか…)
桃(ここならリリスさんの声も届かないしミカンも良子ちゃん達もいない)
桃(眷属として主人に恥をかかせるなんてあり得ない…!)
桃(行くしかない!!!)
桃(いやでも実際具体的にどうすれば…)
シャワアアアアアアアア…
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
桃「ええええいもうどうとでもなれ!!!シャミ子は私が良くしてみせる!!!」
ガチャン!!
桃「お待たせマイシャドウミストレス!!!!」バァン
シャミ子「…zzz」スゥ
桃「えっ…あれ?」
シャミ子「…zzz」スゥ
桃「し、シャミ子ー…」ソロソロ
シャミ子「…zzz」スヤ
桃「えぇ…」
シャミ子「…zzz」クカー
桃「…」
桃「…」ナデナデ
桃「…おやすみシャミ子」
パチッ
翌日
ミカン『うそっあなた達それで普通に帰ってきたの!?』
桃「…そうだよ」
ミカン『信じられない…シャミ子が可哀想だわ』
桃「なにそれ、どういう意味」
ミカン『…本気で言ってるの?』
桃「だって私が出たらシャミ子、もう寝てたし…」
ミカン『待たせ過ぎよ!!シャミ子はお店で寝ちゃうくらい酔ってたんでしょ?』
桃「…」
ミカン『あなたいつもやってるのよそれ!そんなだからこんな歳になって何年経っても…』
桃「うるさいな…」ピッ
スマホ『ツー、ツー』
桃「これで勝ったと思うなよ…」
\ピンポーン/
シャミ子「もーもー!お邪魔しまーす!」
桃「シャミ子!?どうしたの昨日の今日で…もう夜だよ」
シャミ子「昨日は本当にありがとうございました!桃にはこの歳になってもずっとお世話になりっぱなしで…だから今日は普段からのお礼に来たんです」
シャミ子「いつまでも借りを作ったままのまぞくではないわ!…いや、褒美をとらせてくれる!!今日はずっと 桃のために美味しい物を作ってたんです!」
桃「本当!?ありがとう、嬉しいな…!中に入って…」
シャミ子「そうだ!その前に…桃、ちょっと耳を貸してください」
桃「…?」
シャミ子「隙ありっ!」チュッ
桃「!?」
シャミ子「わ、私!ずっと待ってますから!!///」
シャミ子「桃が勇気を出してくれるまでずっとずっと、待ってますからっ!!///」
桃「」
頑張れ桃さん!
勇気を出して、まぞくの気持ちを無駄にしない魔法少女になるんだ!!
おしり