1 : 以下、5... - 2020/01/25(土) 22:05:16.203 Kp6dpycc0 1/42

テッラ「とある魔術の幻想収束(イマジナリーフェスト)にオティヌスが参戦したようですねー」ポチポチ

テッラ「未アニメ化範囲のキャラも順次実装していくのは良い心がけです。しかし」ポチ…

テッラ「『神の右席』を……ひいてはこの主要人物『左方のテッラ』を差し置いて、というのは少々腑に落ちませんねー」ポイッ

テッラ「今一度禁書キャラを叩きのめし、誰がとあるシリーズの代表であるかを知らしめて差し上げましょう」

テッラ「まずは>>4を倒すとしましょうかねー」

元スレ
テッラ「ほう⋯私がとある禁書キャラと戦うスッドレですか」
http://hebi.5ch.net/test/read.cgi/news4vip/1579957516/

4 : 以下、5... - 2020/01/25(土) 22:06:28.938 hUGbwMT4d 2/42

エイワス

9 : 以下、5... - 2020/01/25(土) 22:14:46.794 Kp6dpycc0 3/42

テッラ「まずは今なお強キャラとされるエイワスでも倒すとしましょうかねー」

エイワス『大層な口振りだな』フッ

テッラ「ッ!?」

テッラ「…ど、どこから現れたのか知りませんが、この私の人気上昇のための糧となってもらいましょうかねぇ!」スッ

テッラ「優先する。──人体を下位に、小麦粉を上位に!」ブンッ

エイワス『……』バサッ

グシャッ

テッラ「お……ぁ」

エイワス『……君は人気の前に、知名度を上げるべきだと助言しておこうか』

10 : 以下、5... - 2020/01/25(土) 22:17:11.283 Kp6dpycc0 4/42

──────────

テッラ「ハッ⋯⋯!?」

テッラはそこで目を覚ました。

テッラ「いきなり天使を倒すのは無謀でしたねー」

テッラ「しかし私の戦いはまだ始まったばかりです。次の相手と戦いましょうか」

次>>12

12 : 以下、5... - 2020/01/25(土) 22:18:44.392 ot/ocwPm0 5/42

食蜂

15 : 以下、5... - 2020/01/25(土) 22:27:58.390 Kp6dpycc0 6/42

食蜂「……最近の私って御坂さんとセットの扱いを受けてる感じがしてなんか腑に落ちないわぁ」

食蜂「まぁ御坂さんの実力は認めるけど、もっと単独での活躍力があってもいいじゃない?」

テッラ「そこでこの私が登場するわけですねー」ザッ

食蜂「……あなた、誰だったかしらぁ?私の記憶力にはないんだゾ?」

テッラ「……それは、『私の影が薄い』という意味ですかねー?」スッ

食蜂「(…小麦粉でできた……ギロチン?)」

テッラ「優先する。──人体を下位に、小麦粉を上位に」ブンッ

食蜂「突然そんなもの振り回したら危ないんだゾ☆」ピッ

テッラ「あうっ」ピタッ

17 : 以下、5... - 2020/01/25(土) 22:42:12.397 Kp6dpycc0 7/42

中学生そぐわぬ体型の少女はリモコンを振り、緑一色の男に指示を飛ばしていく。

『印象操作(カテゴリ109)/目の前の少女、食蜂操祈は味方。攻撃を優先すべきなのは電気を帯びた常盤台の少女』
『標的誤認(カテゴリ081)/攻撃すべき対象、常盤台の少女とは向かいの店にいる』

テッラはその目に光を宿らせて、向かいの喫茶店へ走っていく。

その後すぐに、別の少女の声が聞こえた。

『ぎゃーっ!?なんなのよこの全身緑の口裂け男はーっ!?』ビリビリ

『なんなんですのこの男は!お姉様に一途なのは私だけで十分ですの!!』ヒュンッ

程なくして、全身緑の男は地に伏した。

18 : 以下、5... - 2020/01/25(土) 22:47:43.697 Kp6dpycc0 8/42

──────────

カエル医者「変わった風貌だね?この町の高位能力者にはあまり喧嘩を売らない方がいいと思うけどね?」

テッラ「はぁ…ありがとうございます」

──────────

テッラ「ふむ……気がついたら病院にいたわけですが……」

テッラ「…確か、あの胸の大きい少女にギロチンを振った辺りからよく覚えていませんねー」

テッラ「まぁ、大方私の能力を恐れ逃亡したんでしょう、これで一勝です」

テッラ「さぁ、この調子で次々倒していくとしましょうかねー」

次>>20

20 : 以下、5... - 2020/01/25(土) 22:49:08.064 0zE4wxrb0 9/42

操歯涼子

21 : 以下、5... - 2020/01/25(土) 23:10:30.987 Kp6dpycc0 10/42

テッラ「操歯涼子……普通の学生のようですねー」

操歯「やはり、私が死ぬ以外にドッペルゲンガーを止める方法などはないか」

ドッペルゲンガー「」ズシーン ズシーン

テッラ「こんばんは、お嬢さん。左方のテッラです」

操歯「え…誰?それより…ここは危険だかr」

テッラ「突然ですが死んでください。優先する。──人体を下位に、小麦粉を上位に」ダッ

操歯「死…?」ピタッ

テッラ「ん?おや…無抵抗とは……死ぬのが怖くはないのですか?」

操歯「私は…あれを止めなければならない」

テッラ「ほう……?」

操歯「そして……私が死ねば、あれも止まる」

テッラ「……なるほど、大体の事情は察しました」

テッラ「要は、あの瓦礫のデカ物を倒してしまえばいいのでしょう?」

操歯「な…」

テッラ「ここは一つ、この左方のテッラに任せてくれませんかねー」ダッ

22 : 以下、5... - 2020/01/25(土) 23:22:46.485 Kp6dpycc0 11/42

テッラ「優先する。──瓦礫を下位に、小麦粉を上位に!」スパーン

操歯「小麦粉で…瓦礫を…!?」

ドッペルゲンガー「誰だオマエ」シュウウウ

テッラ「どうもー左方のテッラです。以後お見知りおきを」

テッラ「(辺りの物体を吸収して再生している…?)」

操歯「テッラ、聞いてくれ!奴は魂を生成する研究の成果物だ!だから、その『優先』とかいう能力が魂にも作用するなら、それを下位にすれば倒せると思う!」

テッラ「ほう…この私に助言とは……いえ、今は感謝すべきですかねー」ダッ

テッラ「優先する。──魂を下位に、小麦粉を上位に!」ブンッ

ガキーン

ドッペルゲンガー「すまなかったな。その優先では意味がないんだ」ゴッ

テッラ「なっ…」グシャッ

27 : 以下、5... - 2020/01/25(土) 23:29:16.161 Kp6dpycc0 12/42

──────────

テッラ「ハッ⋯⋯!?」

テッラはそこで目を覚ました。

テッラ「くっ……どうやら魂とやらは優先できないようですねー」

テッラ「というか……あの巨人にはそういった魔術的記号は見られませんでしたし、超能力とかそっち系に思えたんですがねー」

テッラ「というか自殺願望あるなら私が手を下す必要もなかったような…?」

テッラ「まぁいいでしょう。気を取り直して次の相手と戦いましょうかねー」

次>>30

30 : 以下、5... - 2020/01/25(土) 23:30:43.351 jp999Iv7M 13/42

麦野

33 : 以下、5... - 2020/01/25(土) 23:48:59.903 Kp6dpycc0 14/42

麦野「浜面の奴、飲み物買ってくるだけでこうもかかるとか…お仕置きが必要ね」

テッラ「あの学生という割には老けてるのが麦野沈利ですかねー」

麦野「」ピクッ

麦野「聞こえてんぞトカゲ野郎」ブゥン

ドーン!!

テッラ「おおっ!?優先する!──ビームを下位に、小麦粉を上位に!」スパーン

麦野「あ…?」ブゥン ブゥン ブゥン

テッラ「ふっ…無駄なんですがねー」ダッ

スパーン スパーン スパーン

テッラ「いきますよ」ブンッ

麦野「はっ、なんか知らないけど面倒くさいわねぇ」ガキィィン

テッラ「はっ…?ギロチンを、素手で…?」

麦野「おらっ!!」ブンッ

テッラ「げふっ!?」ボコッ

麦野「こういう至近距離じゃ私の能力は使い辛くてね」ブンッ

テッラ「がふっ…」

麦野「仮に能力封じられても戦えるように鍛えてんのよ、多少は」

連続した打撃から宙に蹴り上げられ、更に上から数発の拳を受け、踵を落とし地面に叩きつけられたのち、首を掴まれ投げ飛ばされるテッラ。

格闘ゲームばりの空中コンボを披露された大の男の体がくの字に折れた瞬間であった。

34 : 以下、5... - 2020/01/25(土) 23:52:34.833 Kp6dpycc0 15/42

──────────

カエル医者「さっきも見た顔だね?」

テッラ「すみませんねー」

──────────

テッラ「まったく…能力者なら能力者らしく、能力を封じられた時点で詰んでくれないと困るんですがねー」

テッラ「あの女はイレギュラーなのでノーカンです、私は負けてなどいませんよ」

テッラ「気を取り直して次の相手です」

次>>36

36 : 以下、5... - 2020/01/25(土) 23:56:16.535 91pJIMVs0 16/42

姫神ちゃん

39 : 以下、5... - 2020/01/26(日) 00:09:12.147 mQjiC9/u0 17/42

ピンポーン

ガチャッ

姫神「あなた。誰」

テッラ「どうもー左方のテッラです」

姫神「知らない。帰って」

テッラ「」イラッ

テッラ「…そうですか。確かに、私のことを知らない異教の猿は、あの世に帰った方がよさそうですねー」スッ

姫神「えっ」

テッラ「優先する。──人体を下位に、小麦粉をj」ゴンッ

テッラ「ぉ…?」ドサッ

ヒュンッ

結標「私の家の前にギロチンを構えた不審者がいたから瓦落としたけど…邪魔だったかしら?」

小萌「あのー一応私の家なのですけど……って、姫神ちゃんは無事なのですかーっ!?」ダッ

姫神「うん。私は大丈夫」

40 : 以下、5... - 2020/01/26(日) 00:14:02.860 mQjiC9/u0 18/42

──────────

カエル医者「僕は君専属の医者じゃないんだけどね?」

テッラ「はい…」

──────────

テッラ「これは事故です。たまたま能力者が同居していただけで、あの巫女?一人なら私の圧勝に間違いありませんからねー」

テッラ「まったく……こうも不幸が続くとは思いませんでしたが次はこうはいきませんよ、さぁ次の相手は誰ですかねー」

次>>43

43 : 以下、5... - 2020/01/26(日) 00:17:53.318 eQfgnzCK0 19/42

カエル医者

46 : 以下、5... - 2020/01/26(日) 00:28:06.312 mQjiC9/u0 20/42

テッラ「もしや……私が敗北を重ねる原因はあの医者にあるのでは?」

テッラ「…彼が実は何らかの能力者とか?考えてみれば疑問ではありますねー、謎めいた治療技術とか」

テッラ「これは確かめてみる必要がありますねー」ダッ

──────────

カエル医者「やぁ、さっきぶりだね?特に外傷は見られないけど、どうしたんだい?」

──────────

カエル医者「ふむ……それは面白い考えだね?」

テッラ「私は大真面目なんですがねー。何故私は負けるのか、この理由を突き止めるまで、ここから一歩も動きませんよ」

カエル医者「(困ったね。さてどうしようか…)」

テッラ「それでも口を割らないのでしたら構いません。強行手段に出ますよ」

カエル医者「………」

テッラ「………」

カエル医者「………いかにも。私は『黄金』の一員にして、アレイスター=クロウリーの師でもある、魔術師アラン=ベネット…だね?」

51 : 以下、5... - 2020/01/26(日) 00:42:47.149 mQjiC9/u0 21/42

テッラ「ッ!?なんと……」

カエル医者「そして、聡明な君ならわかるはずだ…『神の右席』左方のテッラ」

テッラ「ッ……」

カエル医者「そう。いくら優れた魔術師でも、我々『黄金』ほどの技術はないのだろう?」

テッラ「くっ……それは確かに、一概には否定できませんねー」

カエル医者「ああ。優れた洞察力を持つ君なら理解してくれると思ったよ」

テッラ「……ですが」

カエル医者「……?」

テッラ「私にも意地がありますからねー。ここで引いてしまっては、私のプライドが許しません」

カエル医者「ふむ。というと?」

テッラ「私と戦いなさい、『黄金』のアラン=ベネット。新旧どちらの魔術師が強いのか、白黒はっきりさせようではありませんk」ツー

テッラ「ぁ…?」ドサッ

カエル医者「………」


カエル医者「………はぁ、かなり際どい所だったね?アレイスター」

アレイスター『すまない。こちらとしても即時対応できる状況ではなかったのでな』

カエル医者「全く……まぁ僕の立場上、治療せざるをえないんだけどね?」

アレイスター『職業柄仕方のないことではあるが……まぁ、大変だな』

カエル医者「君の人生ほどではないさ」

52 : 以下、5... - 2020/01/26(日) 00:49:18.589 mQjiC9/u0 22/42

──────────

カエル医者「『目は覚めた』かい?」

テッラ「いつもながらすみませんねー」ザッ

──────────

カエル医者「記憶の改竄、ね」

カエル医者「仕方のないことではあるけど、僕としてはね、患者を危険に晒したり正常ではない状態で帰すのは気が進まないんだけどね?」

アレイスター『わかっている』

カエル医者「それは君も同じなんだよ、アレイスター」

アレイスター『………』

──────────

テッラ「うーん、いつもながらあの医者の腕には驚きますねー。この通り完全回復ですからねー」

テッラ「さて、それではこの超健康体で次の相手と戦いましょうかねー」

次>>55

55 : 以下、5... - 2020/01/26(日) 00:53:17.922 wGByz1az0 23/42

神浄さん

56 : 以下、5... - 2020/01/26(日) 01:19:11.636 mQjiC9/u0 24/42

上条「おい、なんでお前がまた出てくるんだよ」

神浄「テメェが、単位を取りたいと願いつつも、なんやかんやで放課後に右手を傷つけちまったからじゃねぇのか」

上条「そんな理由で出てくるなよ…格好つけてケリをつけた俺の立場がねぇよ」

神浄「とはいえ、出てきちまったもんは仕方ねぇし、外行ってくるわ」

上条「おう。…あ、くれぐれも変なことすんなよ?俺がやったと思われたら嫌だからな」

神浄「へいへい」ガチャッ

──────────

神浄「とまぁそんなわけで、なんでアンタがいるんだよ」

テッラ「それはこっちの台詞なんですがねー」

神浄「今ちょっと虫の居所が悪いんだ、売られた喧嘩は買うぞ?」

テッラ「まぁぶっちゃけるとあなたを殺しに来たので、喧嘩を売るかと言われたら売りますがねー」

神浄「そーかい、なら」

テッラ「ところで…その右手、何か以前と色が違うような…」

神浄「ああ、これか?これはな…」シュルシュルシュル

57 : 以下、5... - 2020/01/26(日) 01:28:58.602 mQjiC9/u0 25/42

普通の高校生とは程遠い、ショッキングピンクとエメラルドグリーンの2色が垣間見える右手から伸びるその異形の色彩が、少年の全身を包み込む。

神浄「まぁこういうことなんだ。『優先』すべきものは浮かべたか?クソ野郎」バサッ

テッラ「ドラ、ゴン…!?」

神浄「いくぜ」ギュンッ

テッラ「くっ……優先する!──鉤爪を下位に、小麦粉を上位に!!」ブンッ

パリーン!!

テッラ「なっ…」ズシャッ

神浄「残念……外れだ。言い忘れていたが、上条当麻の『ソレ』と違って、この状態でも幻想殺しは有効なんだぜ」

テッラ「く…おの、れ……」ドサッ


上条「なんか騒がしいなー………って、は?何、どゆこと?」

神浄「俺が聞きたいんだが」

58 : 以下、5... - 2020/01/26(日) 01:33:46.400 mQjiC9/u0 26/42

──────────

カエル医者「君は一体いくつの問題を抱えているんだい?」

テッラ「(むしろ積極的に問題を作っているなんて言えませんねー)」

──────────

テッラ「……しかし、あれはなんなんでしょうかねー」

テッラ「幻想殺しにあのような変身能力がある等聞いたことがありません。あるいは、右手ではなく…上条当麻という存在の方に役割が……?」

テッラ「まぁいいでしょう、終わったことをとやかく考えてと仕方ありません。次へいきましょう」

次>>60

60 : 以下、5... - 2020/01/26(日) 01:38:39.820 jhVIE2aKd 27/42

青髪ピアス

62 : 以下、5... - 2020/01/26(日) 01:47:03.581 mQjiC9/u0 28/42

青ピ「ほなまた明日なー」

──────────

テッラ「ふむ……どう見ても一般人ですねー」

テッラ「…しかし、どうあっても私は負ける運命にあるようなのでここは慎重に行きましょうか」

──────────

青ピ「」テクテク

テッラ「………」

──────────

青ピ「」テクテク

テッラ「………」

──────────

青ピ「」テクテク

テッラ「………さて、この辺までくれば大丈夫でしょう」

テッラ「優先する。──人体を下位に、小麦粉を上位に」ボソッ

テッラ「では…」ダッ

66 : 以下、5... - 2020/01/26(日) 01:54:32.159 mQjiC9/u0 29/42

ダッダッダッ

土御門「にゃーっ!秘蔵の義妹コレクションを返しそびれてたぜ…い?」ピタッ

テッラ「」ブンッ

土御門「」スチャッ

ダンダンッ

テッラ「か…は…?そ、狙撃…?」ドサッ

青髪ピアス「…ん?なんや今のおt」

土御門「こーっちだぜいっ!青髪ピアスー!!」

青髪「ん?あぁつっちーまだおったんか」ダッ

土御門「(テッラ……だよな?なんでいたんだあいつ)」

69 : 以下、5... - 2020/01/26(日) 02:00:02.072 mQjiC9/u0 30/42

──────────

テッラ「ハッ⋯⋯!?」

テッラはそこで目を覚ました。

テッラ「…今のはなんだったんですかねー?明らかに私を狙った外部からの攻撃」

テッラ「まさか……今までの不条理は全てそいつの仕業…?」

テッラ「…そんな人為的な妨害だったなら許せませんねー、無性に腹が立ってきましたよ」ムカッ

テッラ「この左方のテッラが直々に手を下して差し上げましょうか」

次>>72

71 : 以下、5... - 2020/01/26(日) 02:02:17.328 geMmk2Dbd 31/42

>>65
警策って誰?

72 : 以下、5... - 2020/01/26(日) 02:03:47.858 rqwzXtMt0 32/42
73 : 以下、5... - 2020/01/26(日) 02:06:03.284 geMmk2Dbd 33/42

>>72
サンキューレールガンアニメしか知らんかったわ

安価なら恋査

75 : 以下、5... - 2020/01/26(日) 02:16:15.373 mQjiC9/u0 34/42

恋査「さーて、本日の統括理事会の依頼はー?」スッ

恋査「ふむふむ、『学園都市に入り込んだ全身緑一色の男、テッラの討伐?』」

恋査「そんなわかりやすい奴どこに…」

テッラ「」テクテク

恋査「あ、いた」ダッ

恋査「へいへいテッラちゃん、学園都市に部外者が入っちゃダメだぜ?」

テッラ「おや、あなたが私の行動を悉く妨害する輩の正体ですか」

恋査「は?それは知らねぇんけど」

テッラ「だとしたら絶対に許せませんねー。今日の敗北をここで清算して差し上げましょう」スッ

恋査「なぁアンタ、もしかしなくてもすげー勘違いしてね…」

テッラ「優先する。──人体を下位に、小麦粉を上位に」ブンッ

76 : 以下、5... - 2020/01/26(日) 02:25:54.357 mQjiC9/u0 35/42

恋査「チッ」バサッ ガシャン

テッラ「(…花?)」

ガキーン

テッラ「くっ…弾かれた…?」

恋査「(ん…?反射の設定はデフォルトなのに、斜め後ろに逸れた…?)」

テッラ「(あの能力…というか背中の花のような端子、どう見てもサイボーグの類いですねー。『優先』指定を間違えたようです)」

恋査「(聞いたことあるぞ…超能力とは異なる法則の力……。反射が正常に働かないのは面倒だな、第一位の反射は控えた方がいいか)」バサッ ガシャン

テッラ「優先する。──機械を下位に…」

ピーン

テッラ「(コイン…?)」

恋査「おっさん、超電磁砲(レールガン)って知ってる?」ゴッ

テッラ「ッッ!?優先する!──電気を下位に、人体を上位に!」

パリーン

恋査「へーやるじゃん(『優先』、ね)」

テッラ「今のはヤバかったですねー」

77 : 以下、5... - 2020/01/26(日) 02:38:03.827 mQjiC9/u0 36/42

恋査「学園都市じゃ見たことない面白い能力だな。だが悪い、『死角』見つけちゃったわ」

テッラ「ふっ…死角などありません。私の優先術式『光の処刑』は無敵です」

テッラ「(恐らく弱点はバレている……ですが、見た感じ奴は同じ能力を一度に一つずつしか行使できない。つまり2種類以上の同時攻撃はできないはずですねー)」

恋査「いくぜ」バサッ ガシャン

テッラ「優先する」

恋査「今必要な能力は…こいつだ!」バサッ

テッラ「(鋭利な翼…?)」

テッラ「──翼の刃を下位に、小麦粉を上位に!」ブンッ

スパーン

恋査「まぁそうなるよな」モコモコモコ

テッラ「切った先から……カブトムシ!?」ゴッ

ドーン!!

テッラ「ごっがぁぁぁああああああ!?」ジュワッ

恋査「宣言するべき優先なんて知らねーよな、外部の人間なら」バサッ

恋査「これが未元物質(ダークマター)、異物の混ざった空間」スタッ

恋査「ここはもう、テメェの知る世界じゃねぇんだよ」

80 : 以下、5... - 2020/01/26(日) 02:43:53.934 mQjiC9/u0 37/42

──────────

テッラ「ハッ⋯⋯!?」

テッラはそこで目を覚ました。

テッラ「まったく、また理不尽な……ではなく、あれは普通に知識や実力不足のようですねー」

テッラ「一般人に負けたわけではないですし…あれがどの程度強いのか知りませんがまぁまだいい方でしょう」

テッラ「っ……流石に、精神的にしんどくなってきましたねー。次で最後の相手としましょうか」

次>>83

83 : 以下、5... - 2020/01/26(日) 02:48:18.176 rqwzXtMt0 38/42

土御門

84 : 以下、5... - 2020/01/26(日) 03:00:08.279 mQjiC9/u0 39/42

テッラ「ん…?あれは……」

土御門「にゃーっ!?道に迷ったシスターさんを助けたことが発端で魔術師とバトルした結果、ドキドキ義妹☆プリンセス(初回特典付き)が売り切れで買えなかった…だとっ!?かーみやん!いくら不幸だからってそれはないぜよ!!」

テッラ「ふっ…昔見たイギリス清教の魔術師ですか、リベンジに相応しい相手ですねー」ダッ

──────────

テッラ「土御門…でしたっけ?この左方のテッラがあなたを倒しにきましたよ」ザッ

土御門「……テッラか」

土御門「……なんで生き返ってるとかのツッコミはさておき、悪いが今の俺は虫の居所が悪い。引き返すなら今の内だぞ?」

テッラ「そちらの事情は知りませんがこちらもいい加減良い気分で終わりたくてですねー」

土御門「…そうか」

テッラ「では」スッ

86 : 以下、5... - 2020/01/26(日) 03:10:36.307 mQjiC9/u0 40/42

土御門「」スチャッ

ダンダンッ

テッラ「優先する。──弾丸を下位に、人体を上位に」

土御門「」ダッ

テッラ「(優先を使わせて接近し、肉弾戦に持ち込むつもりですか…!)」

テッラ「ふっ…優先する。──重力を下位に、空気を上位に!」

ズシーン

土御門「うおっ…!」ドサッ

テッラ「惜しいですねー…あと一歩でした」

土御門「っ………」

テッラ「まぁ私のギロチンも至近距離でなければ威力が落ちますし、好都合なんですがねー」スッ

テッラ「これでチェックメイトです」

90 : 以下、5... - 2020/01/26(日) 03:24:47.891 mQjiC9/u0 41/42

土御門「ゲホッ」ビチャッ

テッラ「はっ、重力で地面に叩きつけられただけで血反吐を吐きますか。随分と貧弱な体ですねー」

テッラ「まったく…ん?」

ヒューン

土御門「~~~」

テッラ「折り紙…?」

土御門「──黒キ色ハ水ノ象徴。其ノ暴力ヲ以テ道ヲ開ケ!(さぁおきろクソッたれども。ぜんぶこわしてゲラゲラわらうぞ!)」ツー…

ギュルギュルギュルッ パシュン!!

テッラ「っ…鉄砲水!?」

テッラ「優先する!──魔術を下位に、人体を上位に!!」

ビチャッ

テッラ「ふっ…危なかっ…」ボコッ

土御門「おい……一度敵と定めた相手から視線を外してどうするつもりだ」ポタポタ…

ボコッ ドカッ

テッラ「がふっ…そういうあなたも…フラついているように見えますがねー」

土御門「あぁ…今日の引きは最悪だ…だが、格闘能力が無に等しいお前を、再起不能にする程度の余力はあるぞ」スッ

テッラ「くっ…!?」


数分後、全身緑一色の魔術師は地に伏していた。

土御門「ハァ…ハァ…」ポタポタポタ…

土御門「ったく…今日は本当に、ついて、ない…ぜい……」ドサッ

程なくして、アロハシャツにグラサンという奇抜な魔術師も横たわることとなった。

99 : 以下、5... - 2020/01/26(日) 03:43:58.803 mQjiC9/u0 42/42

──隠世──

娘々「ん?」

僧正「どうしたのかね、娘々」

娘々「いやあ、わたしが埋め込んだ『左方のテッラが負ける位相』の中で、ちょっと不可解な勝敗があってさー」

僧正「ほう?」

ヌァダ「ああ。それなら途中で作り変えておいたぞ」

娘々「えぇー?なんでまた」

ヌァダ「賽を振った」

娘々「そればっかり」

ヌァダ「理由をつけているだけ真っ当だと自負していたのだがな」

ネフテュス「不満があるなら拳で決めればいいんじゃない?」

娘々「おーけー」ボンッ!! ガシャンガシャン

ヌァダ「………」ザワザワザワ…

キメラ『ぐわんぐわんギィンギィンごいんごいぃん!!』

娘々「ちょっ……キメラちゃーん、ノッてきた所で粗末なモノ見せつけながら説教垂れないでくれるー?ソレしまわないと、削ぐよ?」

ネフテュス「むしろ一回取って彼の反応を見てみたいわね」

ヌァダ「………興が冷めたんだが」


──今日も神のきまぐれに左右される、左方のテッラであった。



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