情報四面体幹部「長門、お前の任期を急遽終了させることとなった」
長門「・・・なぜ?」
情報四面体幹部「貴様に人間の持つ 感情 が生まれ始めている。本来我々には生まれないもの。これは我々にも恐怖となりうる存在でもあるのだ。」
長門「…任期はいつまで?」
情報四面体「今日からの1ヶ月後とする。一ヵ月後にお前は情報結合をとかれる。」
長門「・・・・」
情報四面体「以上だ。」 ブツッ…
元スレ
長門「貴方を殺すこと…」
http://yutori.2ch.net/test/read.cgi/news4viptasu/1249038012/
長門「一ヵ月後、私は消える。」
長門「そしたら彼とも会えなくなってしまう。記憶とともに…」
…………………
長門「…まだ…彼といたい。」
朝・・・
――――――――文芸室
長門「 ぺらっ・・・」
がちゃ
キョン「ん?長門だけか?」
長門 コクッ
キョン「そうか…お茶、飲むか?」
長門 コクッ
キョン「お茶葉は、っと…」
長門「(後、一ヶ月・・・)
長門 ツゥ―――・・
キョン「・・・!!長門どうした!?」
長門 フルフル
長門「ここは埃っぽいため目にゴミがはいった」
キョン「そうか…。てっきり泣いてるかっと思ったぞ。」カチャカチャ
キョン「ほらよ。普通の紅茶だがいいか?」
長門 コクコク
長門「(・・・・・・・・・・・)」
長門「・・・貴方に話がある。」
キョン「ん?なんだ?」
長門「実は情報四面体の一人が危険分子として今捜索されている」
長門「貴方に危険が及ぶ可能性がある」
キョン「朝倉のような奴か?」
長門「そう」
長門「そのため貴方を一ヶ月間警護および観察するために、そばにいなくてはならない」
キョン「24時間ずっとか?」
長門「いや、貴方が外にいる間だけ」
キョン「そうか…もう朝倉のような奴に会うのはごめんだからな。こちらこそ頼むよ。長門」
長門 コクコク
【残り29日】
キョン「じゃあ行ってきます。」
キョン妹「いってきまぁーす!」
長門 スッ
長門「・・・おはよう」
キョン「あぁ、そういえば警護だったな。おはよう」
キョン妹「あぁ!!キョン君の彼女~~!?」
キョン「違う。友達だ。」
キョン妹「えーーー!とっても二人似合ってるのにぃーー!」
キョン「じゃあ、いくか、長門。」
長門 コクコク
キョン妹「キョンくーん!彼女は、たいせつに、だよーーーー!」
キョン「なんて妹なんだ。ませてやがる・・・・」
長門「(・・・いい子だ・・・)」
【残り20日】
昼
長門 ガラッ
長門「来た」
キョン「おぅ。屋上で食うか?」
長門「どこでもかまわない」
長門「今日は貴方の分のお弁当も作ってきた。」
キョン「ありがたいな。いつもパンばかりだと飽きてな。助かる。」
長門「(・・・とてもうれしい…)」
キョン「じゃあ行くか。」
トコトコトコトコ
ガラ
国木田「ねぇ、そんなに泣くことないよ谷口。きっと谷口にもいい人見つかるよ。」
谷口「えぐっ・・・うぅ・・・なんで!キョンが!あの冴えないキョンが…」
ブワァ
【残り15日】
――――――――――文芸室
長門&キョン ガチャ
ハルヒ「おそい!ばかキョン!!」
古泉「今日も二人でやってきましたね。ここのところ二人ともいつも一緒にいるじゃないですか。付き合い始めたんですか?」
キョン「いや、違うぞ。いろいろあってな…」
朝比奈「キョン君と長門さん、お茶飲みますか?」
キョン「あ、いただきます。」
長門 コクコク
古泉「・・・キョン君、ちょっと付いてきてもらえますか?」
キョン「いいが・・・?」
ガチャ・・・
古泉「さて・・・最近長門さんと貴方、いつも一緒にいますよね?」
キョン「まぁな。」
古泉「それによって今どれだけ閉鎖空間が生まれているか知っていますか?」
キョン「・・?? 何で閉鎖空間が生まれるんだ?」
古泉「貴方もつくづく鈍い人ですね・・・」
キョン「そうか?」
古泉「人類最強と言っても過言ではありませんね。いいですか?」
キョン「(ひどい言われようだな・・・)」
古泉「もし貴方に好きな人ができたとします。その好意を向けている人が、常に別の男性と一緒にいたらどうおもいますか?」
キョン「そうだな…少なからず、ショックをうけるだろうな…。」
古泉「そうでしょ?涼宮さんも同じ状態なんですよ。」
キョン「よくわからないのだが…」
古泉「ハァ…涼宮さんは、キョン君、貴方のことが好き何ですよ。」
キョン「!!!! そんなわけないだろ。こんなにパシリ扱いされてるのに。」
古泉「だから貴方は鈍感なんですよ・・・」
古泉「とにかく、できる限り長門さんといるのだけは避けてください。日に2,3回閉鎖空間が生まれる何て異常事態です。」
キョン「そんなにまずいのか?」
古泉「えぇ。世界が破滅の状態にさらされています。」
キョン「そんなにか…」
古泉「では。また閉鎖空間が生まれたらしいので。」
キョン「そうか…すまないな。」
古泉「いえ、貴方が謝ることじゃないんですよ。それでは」
キョン「(ハルヒは俺のことが好きなのか…)」
キョン「(でも…俺は長門のことが・・・・・・・)
鶴屋「おーーーい!キョン君!!!」
キョン「あ、鶴屋さん。」
鶴屋「いやぁキョン君!どうしたんだい!?暗い顔して階段を上がって行ってるから不安になって声かけちゃったよー!」
キョン「そんな酷い顔してましたか?俺」
鶴屋「そりゃ酷い顔だったよ!いつものカッコいいjキョン君が台無しっさ!」
キョン「…鶴屋さん、ちょっと相談のっていただけますか・・・?」
鶴屋「で、どうしたんだい?キョン君。」
俺は鶴屋さんに今の状況をできる限りかくして相談した。
鶴屋「つまりキョン君は三角関係の真っ只中なんだね!? キョン君もスミに置けない子だな~~~!!」
キョン「まったく、、俺らしくないですね。」
鶴屋「そんなことないよ!思春期のみんな通る道なのさ!!」
キョン「そんなもんですかね・」
鶴屋「そんなもんだよ!まぁやっぱり好きなものは好き!ってことでいいんじゃないかにょろ?」
キョン「やっぱりそうですよね。ありがとうございます、鶴屋さん。」
鶴屋「いえいえ!こんなもんでよかったらまたいつでも相談にのるよぉ!!!」
キョン「では」
スタスタスタスタ・・・・
鶴屋「4角関係にしちゃ悪いからね…私は大人!引くときは引く女なのっさ!!」
【残り10日】
キョン「長門、お前もずっと警護しっぱなしだが大丈夫なのか?」
長門「私は特に問題ない。私たちにはそもそもつかれると言う概念がないから」
キョン「まぁお前がそういうのなら別にかまわないが…。じゃあ一緒にどこかにでも出かけないか?」
長門「・・・?」
キョン「例えば遊園地とかにさ、映画館でも、ショッピングでも。」
長門「二人っきりで・・・?」
キョン「そのつもりだが・・・嫌か?」
長門「・・・私はかまわない」
キョン「そうか、良かった。で、どこに行きたい?」
長門「・・・どこでもかまわない(あなたと一緒のところだったら…)」
キョン「じゃあ、遊園地でいいか?今日は学校が振り替え休日で遊園地も空いてるだろ。」
長門「わかった。じゃあ、今から着替えてそちらにいく」
キョン「ん、わかった」
キョン「長門の私服か…楽しみだ」
キョン妹「キョン君なんでニヤニヤしてるのぉ~~?」
キョン「・・っ!!勝手にお兄ちゃんの部屋に入るんじゃありません!」
※すいません、さっきの10日目の書き始めは朝電話でと言う設定でお願いします。
キョン「俺も着替えなければ…」
ピンポーン
キョン「ちょっ!早すぎるだろ!」
俺は適当なジーパンに、夏らしいあおいシャツを着て玄関に急ぐ。
長門「おまたせ」
キョン「いや、まったく待たされてないぞ。しかしお前の家そんな近くじゃないだろ?どうしたんだ?」
長門「・・・秘密」
長門「(近くのマンションを借りて双眼鏡で観察し、電話を転送してた、なんて絶対にいえない。絶対・・・。)」
キョン「じゃあいくか」
長門 コクコク
キョン「(今日は白の薄いスカートに、水色のカーディガンか…。長門は何着ても似合いそうだな)」
長門「・・・?どうしたの私の服はおかしい?」
キョン「いや、とても似合ってると思うぞ。」
長門「そう・・(///)よかった」
――――――――――遊園地
ガヤガヤ
キョン「意外に人が多いな…」
長門 コクコク
キョン「まぁ休日よりは空いてるだろうから、乗り物は込んでないだろう。何から乗る?」
長門「・・・どこでもいい」
キョン「うーん。長門が好きなのでかまわないぞ?」
長門「・・・じゃあ、あれ」
戦慄迷宮
キョン「(だれと闘うんだよ・・・)まぁ行ってみるか」
・・・・・・・・・・・・・・・・・
キョン「長門!右から来てるぞ!」
長門「分かってる」
うばぁぁぁぁ!!!!!!!!!
戦慄迷宮は最先端の3D技術を使い、ゴーグルを装置することで、さも自分がゲームの中に入ったかのように体験することができる立体型ゲーム。
ゾンビのあふれかえる町のなか、銃や、兵器を使って生き延びると言うゲームだ。
ズダダダダダダダダダダダダダダダ
キョン「長門…、お前銃の扱いうまいな…」
長門「・・・それは褒めてる?」
キョン「まぁ器用と言う点ではな。」
長門「・・・そう(今度ハワイにいこう…バーローが言って気がする・・・)」
キョン「お、ここでクリアみたいだな。」
お姉さん「はーい、おつかれさまでーす!」
ゴーグルをお姉さんに渡し「戦慄迷宮」を後にした。
キョン「次はどこ行くか・・・」
長門「混む前に食事を取ったほうがいい」
キョン「そうだな。ファーストフードでいいか?」
長門「まったく問題ない」
ガヤガヤ
キョン「長門がラーメンか…新鮮味あるな。」
長門「ラーメンはすぐに食べれて吸収もいい」
キョン「そうだな。」
長門「・・・!」
キョン「どうした?」
長門「飲み物買うのを忘れた・・・」
キョン「あぁ。俺のコーラでよければ飲むか?」
長門「(!!!)いいの?」
キョン「ほら。」
長門「(計画通り…)ありがとう」ゴクゴク
キョン「次はどこへ行くか。」
長門「今度は貴方が決めて」
キョン「さっきは動き回ったしなぁ…。観覧車でいいか?」
長門「かまわない(彼と密室で二人っきり…)」
キョン「あ。長門鼻血でてるぞ。大丈夫か?」
長門「問題ない。鼻の粘膜が少し弱いだけ(迂闊・・・)」
長門「洗ってくる」
キョン「さてと、行くか」
長門「観覧車はこっち」
キョン「よく知ってるな。きたことあるのか?」
長門「ない。事前調査」
キョン「そうか。(・・・遊園地行くのは今日いきなり決まったことなんだが・・)」
長門「・・・それ以上考えてはいけない」
キョン「お前、俺の思考回路まで侵入できるのか・・・」
―――――――――――観覧車
キョン「なかなかでかいな。」
長門「直径120メートル。世界でも通用する大きさ」
キョン「そうなのか…。まぁ乗ろう。」
お兄さん「お、カップルの君たちは200円引きになるよ。」
キョン「え、いや・・・」
長門「(すばらしい場所・・・)お金はわたしが払う」
キョン「お金を払うのは男の仕事だぞ。」
長門「そうなの?」
キョン「そういうもんさ。」
ジャラジャラ
お兄さん「じゃあいってらっしゃ~い!」
キィーー、バタン
キョン「狭いな…。(至近距離に長門が!)」
長門「・・・(そろそろ私の思いを伝えるべきだろうか・・)」
長門「(しかし、彼に嫌われてしまったら…)」
キョン「長門?そんなに思いつめてどうした?」
長門「・・・私は・・・その・・・」
キョン「?」
長門「私は貴方のことが、好き」
―――――――――――Another ハルヒ
いつもの喫茶店
ハルヒ「っっ~~~~!!!有希も馬鹿キョンも活動日なのに休みだなんて!団員としてあるまじき行為だわ!」
古泉「(キョン君・・・)まぁ彼らにも用事の一つや二つあるのでしょう」
みくる「そうですよ、涼宮さん。今日はわたしたちだけで活動しましょう。」
ハルヒ「仕方ないわね。せっかくだし、遊園地でも行きましょうか。」
古泉「いいですね。楽しみです。」
みくる「私も遊園地は行ったことないんで、行きたいです。」
ハルヒ「じゃあ、行くわよ~!駅に行きましょ!」
遊園地
ハルヒ「とてもワクワクするわね!」
古泉「とりあえずどれに乗りますか?」
ハルヒ「やっぱり遊園地と言えばジェットコースターでしょ!」
みくる「私、あんまりそういうのは…」
ハルヒ「みんな私についてきなさい!」
みくる「えぇぇぇ。私乗りたくないです・・・」
古泉「ここのジェットコースターは高さがとても有名ですよ。」
ハルヒ「あのでっかい観覧車の隣ね!」
古泉「そうです。あの観覧車が120メートルに対してジェットコースターの最上部分は80メートルとなかなかの高さなんですよ」
ハルヒ「それはとても楽しみね!」
みくる「高いところはいやですぅ・・・」
【ジェットコースター】
お姉さん「それでは安全バーをおろしてくださーい。それでは出発です!いってらっしゃーい!」
ゴトゴトゴトゴト・・・
ハルヒ「なかなか緊張させてくれるわね・・・」
古泉 ニコニコ
みくる シクシク
ハルヒ「あれ?あの観覧車に乗ってるのキョンと有希じゃない?」
【観覧車】
キョン「・・・え?」
長門「私はあなたのことが好き とても好き 好きという感情を味わったことがないが、本などを調べた結果、この感情は好きということが分かった」
キョン「長門・・・」
長門「貴方は人間、私は情報・・・!!??」
長門「(キス・・・)」
キョン「俺も・・・実は、長門のことを好きだったりする。」
長門 ツゥーー
【ジェットコースター】
古泉「え?どこですか?」
ハルヒ「ほら!あそこの15番・・・え・・・・」
ハルヒ「(キス・・・した・・・)」
ハルヒ「(あの馬鹿キョンが有希に・・・)」
ハルヒ「(私の好きなキョンが・・・有希に・・・)」
古泉「(まずい!!!)涼宮さん!!!」
ハルヒ「キョンが・・有希・・・いや、いやぁ、いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」
ピカァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
――――――――――世界が・・・崩壊し始めた――――――――
・・・・・・・・・・・【閉鎖空間 学校グラウンド】
????「おきて・・・起きて・・・」
キョン「・・・・うっ・・・あれ・・・」
キョン「長門・・・・?」
長門「よかった」
キョン「ここは・・・、閉鎖空間か・・・」
長門「そうみたい」
キョン「・・・?なんで長門がいるんだ?」
長門「わたしたちは涼宮ハルヒの恨みをかったらしい」
キョン「どういうことだ?」
長門「詳しいことは分からないけど、世界が崩壊し始めて、涼宮ハルヒはわたしたちを抹消し、新しい世界を作ろうとしている。」
キョン「!!?? いったいどうしてハルヒが・・・」
長門「とりあえずここを離れる」
キョン「あ、あぁ」
ガシャーーン ドゴゴゴゴゴゴ
キョン「何がおこってやがる!?」
長門「まずい・・・、はしって」
キョン「ちょ!そんなにひっぱらないでくれ。」
長門「・・・・」
長門「ここまで来れば、まずは大丈夫」
キョン「いったい長門は何から逃げてるんだ?」
長門「あれ・・」
キョン「アレは・・・神人?しかも10体もいるじゃないか・・・」
赤い玉「キョン君、長門さん」
キョン「あ、古泉!」
長門「これはどういうこと?」
赤い玉(古泉)「時間がありません。必要なことを言います。」
赤い玉(古泉)「まず、世界が崩壊し始めました。それとともに新しい世界も出来上がっています。ここはその間ですね。」
キョン「新しい世界?」
赤い玉(古泉)「えぇ・・・。わたしたち機関も手が出せない状況です。」
キョン「じゃあどうすればいいんだ!?」
赤い玉(古泉)「はっきり言いましょう。もう方法は残されていません。」
キョン「そんな・・・」
赤い玉(古泉)「現実とは残酷です。では、もうここにいることができないようですね。また新世界で会えたら仲良くしてくださいね。」
キョン「こいず・・!!」
シューー・・・・・
長門「とりあえず情報を再構築し旧世界を保ち、新世界を壊すプログラムを入れてる」
キョン「長門!頼りはおまえだけだ!」
長門「・・・・・・・!」
キョン「成功したのか!?長門!」
長門「いや、再構築はできなかった。」
キョン「そんな・・・」
長門「でも、ここの情報を探っていたら、世界の崩壊を食い止める方法を見つけた・・・」
キョン「本当か!どんな方法なんだ!?」
長門「それは・・・」
長門「貴方を殺すこと・・・」
キョン「え・・・?」
長門「ここで大きな情報爆発を起こしてそこで、新世界を吹き飛ばし、旧世界に戻る。」
キョン「ちょ!意味が分からない!」
長門「(涼宮ハルヒは必ず彼がいる世界、つまり旧世界を望み、彼のいる旧世界での構築、つまりは旧世界の新世界を作るだろう・・・)」
長門「(そうすれば、彼だけでもたすかる・・・)」
キョン「長門!どうして朝倉のようなことを・・・」
長門「少し痛いけど我慢して・・」
スタタタタタ
キョン「ながっ!!・・・がっ・・・はっ・・・」
キョン「(長門の腕が・・・俺の心臓を・・・・)」
ブチュ・・ブシャァァァ!!!
長門 「さようなら・・・大好き・・・貴方は・・・私の・・・」ツゥーーーー
ビクキビギビギビギ
長門「(空が・・・割れている・・・)」
長門「(これで私の役目も終わり・・・)」
長門「(彼は私のことを忘れるだろう・・)」
長門「(私はいつまでも・・・彼を・・・貴方を、忘れない・・・)」
ピカァァーーー
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
―――――――――4月 春
ハルヒ「ここよ!」
キョン「第2文芸室・・?」
ハルヒ「今日からここがわたしたちの活動の本拠地よ!」
ガチャ
キョン「誰もいないのか。」
ハルヒ「去年、もう部活のメンバーが3年生だけだったんだって。それで今年全員部員がいなくなって廃部。つまりここはもうわたしたちが自由に使っていい場所なの!!」
キョン「まぁ、人様の場所をぶんどったわけじゃないからいいか・・・」
ハルヒ「さぁ!宇宙人、地球人、未来人!はたまた地底人まで探し出してやろうじゃないの!」
キョン「がんばれよ。」
ハルヒ「何言ってんの!あんたも一緒に探すのよ!」
キョン「何で俺がそんなこと・・・・・・・・・・
そんなひだまりの部屋、椅子の上に置かれた一冊の本をそよ風がはぺらぺらとページをめくっていき、パタンと本を閉じた・・・・・・・・・
Fin