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1: 名無しさん@おーぷん 19/10/13(日)19:22:36 ID:KXV
本拠地、西武ドームで迎えたソフトバンク戦
中継ぎ陣が大量失点、打線も勢いを見せず惨敗だった
スタジアムに響くファンのため息、どこからか聞こえる「来年はBクラスだな」の声
無言で帰り始める選手達の中、ペナントレース優勝監督辻は独りベンチで泣いていた
ペナントレースで手にした栄冠、喜び、感動、そして何より信頼できるチームメイト・・・
それを今の西武で得ることは殆ど不可能と言ってよかった
「どうすりゃいいんだ・・・」辻は悔し涙を流し続けた
どれくらい経ったろうか、辻ははっと目覚めた
どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ、冷たいベンチの感覚が現実に引き戻した
「やれやれ、帰ってドラフトの準備をしなくちゃな」辻は苦笑しながら呟いた
立ち上がって伸びをした時、辻はふと気付いた

「あれ・・・?お客さんがいる・・・?」
ベンチから飛び出した辻が目にしたのは、外野席まで埋めつくさんばかりの観客だった
千切れそうなほどに旗が振られ、地鳴りのようにライオンズの応援歌が響いていた
どういうことか分からずに呆然とする辻の背中に、聞き覚えのある声が聞こえてきた
「ハツヒコ、守備練習だ、早く行くぞ」声の方に振り返った辻は目を疑った
「い・・・石毛さん?」  「なんだ辻さん、居眠りでもしてたのか?」
「わ・・・渡辺GM?」  「なんだ辻さん、かってに渡辺さんを引退させやがって」
「秋山・・・」  辻は半分パニックになりながらスコアボードを見上げた
1番:辻 2番:平野 3番:秋山 4番:清原 5番:デストラーデ 6番:内川 7番:石毛 8番:伊東 9番:田辺
暫時、唖然としていた辻だったが、全てを理解した時、もはや彼の心には雲ひとつ無かった
「勝てる・・・勝てるんだ!」
工藤からグラブを受け取り、グラウンドへ全力疾走する辻、その目に光る涙は悔しさとは無縁のものだった・・・

翌日、ベンチで冷たくなっている辻が発見され、吉村と村田は病院内で静かに息を引き取った

2: 名無しさん@おーぷん 19/10/13(日)20:17:52 ID:pIq
よりによって工藤から受けとるのか……

3: 名無しさん@おーぷん 19/10/13(日)20:19:20 ID:iau
6番内川定期

4: 名無しさん@おーぷん 19/10/13(日)20:20:29 ID:IPj
アンチ乙
先発も大量失点してるから

6: 名無しさん@おーぷん 19/10/13(日)21:02:41 ID:sin
>>4
は?ライオンズクオリティスタートだぞ

5: 名無しさん@おーぷん 19/10/13(日)20:21:50 ID:Zhy
>そして何より信頼できるチームメイト
チームメートは変わってないんだよなぁ…

引用元: 辻「どうすりゃいいんだ……」

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