欅坂46、平手復活ライブで新曲「アンビバレント」初披露
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　アイドルグループ・欅坂46が22日、山梨・富士急ハイランド・コニファーフォレストで1年ぶりの野外ワンマンライブ『欅共和国2018』3daysの最終日を迎えた。Wアンコールでは、絶対的エースの平手友梨奈を中心に、8月15日発売の7thシングル「アンビバレント」を初披露。1万5000人の観客を興奮させた。

　右腕負傷で昨年大みそかの『NHK紅白歌合戦』以降、グループ活動から離れていた平手は、今月7日から音楽番組などでは復帰していたが、欅坂46単独ライブとなると昨年8月末の全国ツアーファイナル以来、約11ヶ月ぶりに“復活”。50人のエキストラとの集団行動で幕開けを告げると、冒頭から盛り上がり必至の「危なっかしい計画」でスタートし、メンバーは花道を走り回り、ファンはタオルを振り回して狂喜乱舞した。

　メンバーは朝早く起こしあって富士急ハイランドの世界最大級のお化け屋敷「絶凶・戦慄迷宮」へ行ってきたといい、守屋茜が「米谷奈々未が先頭で行って、みんなは怖がってたんですけど、よねみん（米谷）だけ全然怖がってなかった」と報告。キャプテンの菅井友香は「怖すぎて、てち（平手）とかが『もう全然頼れない』って言うから、よねの口癖の『大丈夫やで』を連呼してた。尾関が一番怖がってた」と暴露し、尾関梨香が「10回くらい腰抜かした。てちが『しっかりつかまって』ってずっと支えてくれた」と告白すると「ヒュ～」と冷やかすような声が飛び、平手はうつむきながら「そんなに私のトーク入れてこないで」とはにかみ、和やかな笑いに包まれた。

　会場はうだるような暑さとファンの熱気でむせ返るなか、野外ならではの水や泡、風船、花火の演出も。中盤では、欅坂46に先がけて日本武道館3daysを成功させ、6月20日には初の単独作品となるアルバム『走り出す瞬間』でデビューしたけやき坂46（通称ひらがなけやき）も合流した。「太陽は見上げる人を選ばない」の大サビでは両グループのメンバーが交互に並んで歌唱し、ファンはペンライトを激しく振って大歓声。けやき坂46のメンバーはファンの水分補給を促進するためにドリンクを出すように呼びかけると、会場全体で乾杯したほか、加藤史帆と渡邊美穂が「ひんやりする怖い話」でも盛り上げた。

　黒のパンツスーツに着替えた欅坂46は、佐藤詩織、齋藤冬優花らがしなやかに、鈴本美愉、土生瑞穂らがダイナミックなダンスで魅せる「東京タワーはどこから見える？」をはじめ、「エキセントリック」「AM1：27」「語るなら未来を…」でたたみかけると、「風に吹かれても」ではすさまじい量の紙吹雪が風に舞い上がるなかで踊りきり、オープニングと連動した演出で本編を終えた。

　アンコールではクールなダンスナンバーを連発。平手がバレエのようにしなやかに舞う映像をガラスが割れる爆音が切り裂き、センターステージで崩れ落ちる平手がリアルの平手とリンクし、気迫のこもった「ガラスを割れ！」のパフォーマンスで圧倒。ファンは真っ赤なペンライトで大声援を送った。興奮冷めやらぬファンは間髪入れずにアンコールを求め、最終日のみのWアンコールに突入。白いブラウスに黒のスカート姿のメンバーにスポットライトが当たると大歓声が上がり、新曲「アンビバレント」を初披露。平手が側転などを披露するアクロバットを取り入れたダンスナンバーで緑のペンライトを振るファンを熱狂させた。