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あの番組でぱるるが笑っていた。あのぱるるが、である。ぱるるとは、女性アイドルグループ・AKB48の元メンバーで“塩対応”で知られる島崎遥香のこと。そしてあの番組……というのは、今年9月23日にテレビ東京系で放送された「水バラローカル路線バスVS鉄道乗り継ぎ対決旅5函館~洞爺湖~小樽」のことである。言うまでもなく、この番組はテレ東が誇る人気企画“バス旅”の一つ。“ガチロケ”でお馴染みの番組にまさかのぱるるが参戦、しかも嫌な顔ひとつせずに笑っていたのだ。

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一方、太川チームに参加したメンバーなら、やはりぱるるに注目したい。この番組は苛酷なことで知られている。途中で「嫌です」「もう歩けない」というように簡単に弱音を吐くかと思いきや、旅番組のロケ自体が初めての体験だったこともあり、途中まで“旅番組のロケってこういうものなんだ”と思っていたフシがあった。しかも彼女の中で苛酷な旅番組といえば、「あいのり」(フジテレビ系)だったはずで……。


 だからなのか、バスの時間に間に合わないと悟ったら自ら全力疾走するなど、かなり見どころ満載だったのだ。さらに普段から運動をまったくせず、ダイエットするのなら、運動よりも食事制限を選ぶというほど運動嫌いだと語った彼女のハイライトがある。バスが繋がらず約19キロの道程を歩くハメになった場面だ。ルート選択に失敗し、バスチームのメンバーを長距離歩かせることになったことを悔やんだ太川はリーダーとして、ときには歩みを止め仲間を鼓舞し、ときには先に歩みを進めて新ルートが見つからないかバス停をチェックしていた。



 その後ろ姿を見たぱるるは思わず、「すごいなぁ…すごいしか出てこないです」「もう背中で“魅せる”人。“ザ・背中で魅せる人”」「俺について来い! っていう感じですよね」と塩対応どころか、感心しきり。まさにベタほめの嵐であったのだ。疲れた表情はしていたものの、リーダー太川に呼応し、歩みを止めず、進むことができたのである(結局、新ルートが見つかり、歩いた距離は約11キロにまで減ることに)。クリアしなければならないミッションも余裕の笑顔でこなし、まさに存在感をみせつけたのであった。


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バス旅のまとめはこちら
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