731: 名無しさん@おーぷん 20/01/24(金)14:20:27 ID:A21
ギフト関係のコールセンターで働いてた頃、
「荷物を開封した時点で商品(果物)が痛んでた。
我慢して食べてたけど最後の数個が腐ってどうしようもないから新しい物を送り直せ」

というクレーム電話を受けたことがある。
住所氏名を聞いたら、
なんと相手は幼馴染みAのお母さん。




Aのお母さんはいつもニコニコ朗らかな人なのに、別人かと思うくらいの低い陰湿な声で
「こんな腐れ物を送りつけて馬鹿にしてる」
とねちねち延々と因縁をつけてくる。
「手元の品を返品してくれないと交換も返金も出来ません」
というと
「多忙で宅配伝票を書く暇もない。送り返せない」
県内でも比較的近い場所だから、
「じゃあ社員が引き取りに行きます」
と言ったらさっきは『何個か残ってる』といってたのに
「もう捨てた」
と話を変える。

私の名字は全国どこにでもいる平凡なものだし、仕事だと声も変わるから気付かなくて当然なんだけど、
「あなた何その態度?ろくな育ちじゃないわね」
と私の人格批難まではじまったからつい
「おばちゃん、私Aちゃんの友達の○○子よ。
母親がこんなことしてるってわかったらAちゃんもおじちゃんもショック受けると思うよ」
と言ってしまった。
そしたら相手は無言になって電話を切った。

当時、私は職場近くで一人暮らしをしてたけど、月一は帰省した。
ある時、帰省先のスーパーでAと母親にばったり会った。
それまでは心のどこかで
(あれは身内の誰かがおばちゃんの名前を使ってやってたのかも)
と無意識に庇ってた。
けど、いつもニコニコして声かけてくれてたおばちゃんが、私を見たら視線を逸らして
「お母さん××が欲しいから」
とサッと離れていって、
(やっぱりあのクレーマー=おばちゃんだった)
と確定した時が心の中が修羅場だった。

今時でいうならリア充陽キャで子供は優秀で良妻賢母の鑑みたいなおばちゃんに裏があるなんて想像も出来なくて、未だにショック引きずってるとこある。



腐っても私