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1: 2019/03/18(月) 19:46:08.36 ID:mfqYJyiI0
A「コン-ニ千輪(サウザンド・リング) ナレー・タ(導クもノ)のAです(A-イマ―ココ-在ルべきレ存)!!」
野村「こんにちは。講師の野村哲也です。」
A「それ(かの災禍)以来…楽しくやっていきましょう…クックック…」
野村「うーんAちゃんさあ…『ノムリッシュ語講座 初級編』じゃ余りに平凡じゃない?」
A「は?(問ウモノ-導かレ-ることの非なる-答エ―)」
野村「今回は初回ということもあり、この講座のタイトルを翻訳していくことから始めましょう」

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2: 2019/03/18(月) 19:57:38.37 ID:5/mg3h1jM
はよ

3: 2019/03/18(月) 19:58:49.17 ID:mfqYJyiI0
野村「私の開発した人工言語の本質は、以下のカテゴリーから成っています。すなわち、第一に『言語』。第二に『世界』。そして最後に、『存在』。」。

4: 2019/03/18(月) 20:01:19.74 ID:mfqYJyiI0
野村「順に説明していきましょう。第一のカテゴリー、『言語』は、さらに四つの原則に分割されます。
    第一に言語の相対性。第二に言語の可換性。第三に言語の推移性。第四に言語の他者―これは文字通り言語―外のものであるがゆえに、
    このカテゴリーに含めていいかどうかは世界中の言語学者たちの間で議論のあるところですが―」

6: 2019/03/18(月) 20:03:36.24 ID:mfqYJyiI0
野村「次、『世界』。世界は、実は言語から自然な仕方で導かれます。
   すなわち、言語のもつ『他者』に第一原則、『相対性』を適用してやれば、
   『相対的な他者』を得ます。この相対的な他者が互いに『推移的』であるがゆえに、
   それらは互いに論理的関係にある一つの完結した集合を形成します。
   これが『世界』と呼ばれるものです。」

7: 2019/03/18(月) 20:04:55.27 ID:mfqYJyiI0
野村「今回は言語と、それから少し世界について触れました。
    それでは、この堪えがたいほど平凡で退屈な講座タイトルを私の言葉に変えてゆきましょう。」

8: 2019/03/18(月) 20:06:05.81 ID:mfqYJyiI0
野村「先ほど、言語には四つの原則がある、と言いましたが、言語にはその他沢山の付則があります。
    これらに習熟することが困難であるがゆえに、一般に私の言語は難解だと思われがちなのですが―
    実践を重ねることで少しずつ慣れていきましょう。」

9: 2019/03/18(月) 20:08:27.89 ID:mfqYJyiI0
野村「早速、付則を一つ挙げます。付則A-1言語の『自由切断』およびA-2『自由結合』。
    まずは例を見たほうが分かりやすいです。
    『ラジオ講座』―忌まわしいほど退屈なタイトルです。
    私の言語では、この退屈なタイトルを、いかに解体し、再統合することで、
    言葉そのもののアニマを再活性させるかが非常に重要なファクターとなってきます。」

10: 2019/03/18(月) 20:10:28.03 ID:HYGB5yX/0
初級?

11: 2019/03/18(月) 20:10:33.89 ID:mfqYJyiI0
野村「ラ。これはなかなかいい響きです。音、そういわば―『音感』が大事です。
   ですので切断しましょう。ラ。するとこうなります。
   ラ-ジオ講座。いいですね、少し面白みが出てきました。数回適用してみましょう。
   ラ-ジ-オ-講-座。おっといけない、これではやりすぎです。
   私の音感、いわば美学に反する響きになってしまいました。」

13: 2019/03/18(月) 20:12:50.58 ID:mfqYJyiI0
野村「そこで、付則A-2の『結合』を用います。するとこうなります。
    ラ-ジオ講-座。うん、悪くはないですね。自然な感じが出てきました。
    しかし違和感、すなわち私の美学にはまだほど遠い響きです。
    ここで第一原則、言語の相対性に基づいて、第二原則『可換性』を適用してやりましょう。」

14: 2019/03/18(月) 20:15:02.50 ID:mfqYJyiI0
野村「言語の『相対性』とは、文字通りあらゆる言語を相対的に受け入れる原則のことです。
   それは、何も自然的な言語に限りません。
   エルフ語、マシン語、魔法語、舞踊語―なんでも言語になり得るわけです。
   そして第二原則によって、各々の項をこれら他の言語の言葉に置き換えてやるわけです。」

15: 2019/03/18(月) 20:17:06.34 ID:mfqYJyiI0
野村「実践してみたほうが早いでしょう。
   先ほど、付則A-1とA-2から、『ラ-ジオ講-座』を得ました。
   これに相対性、可換性を適用してやります。
   交換される単語の属する言語の選択は、なによりも直観的でなければなりません
   ―私の言語体系において、美的ないしは感覚的ということは、非常に重要な意味を持ちます。」

16: 2019/03/18(月) 20:19:15.25 ID:mfqYJyiI0
野村「アメリカのある言語学者などは、『それは言語学としては厳密ではない』などと反論したことがありますが―
   私の言語は、言語でありつつも、何よりも『美』を目指すものであり、それが言語である、ということは単なる偶然的事実なのです。」

17: 2019/03/18(月) 20:21:38.46 ID:mfqYJyiI0
野村「さて、話が逸れました。ラ-ジオ講-座。これを翻訳していきましょう。
   ラ、これはいいです。悪くない。
   これが単独で浮遊している感覚が、まさに天空都市を思わせるようで、私の美学にしっくりきます。」

18: 2019/03/18(月) 20:21:38.74 ID:SF906ieR0
ラ・ヨダソウ・スティアーナ

19: 2019/03/18(月) 20:23:55.02 ID:mfqYJyiI0
野村「ジオ。これも悪くない。講、これもそれほど悪いというわけではありません。
    ですがジオ講、これはいけない。そこで、先ほどの付則『切断』を使いますか?
    いいえ、いけません。それは先ほど審美的に言って否定されました。」

20: 2019/03/18(月) 20:27:22.38 ID:kkBKSbLQ0
これで初級とか頭がおかしくなる

21: 2019/03/18(月) 20:27:21.92 ID:mfqYJyiI0
野村「初回としては少々高度なのですが、ここで切断と可換性を同時に用いましょう。
   まず切断により、『ジオ』と『講』を得ます。
   『ジオ』残しましょう。『講』捨てましょう。」

23: 2019/03/18(月) 20:30:28.57 ID:mfqYJyiI0
野村「さて、この『講』ですが、これの可換の基準となるものとはなんなのでしょうか。
   それは、この項のもつ意味を分析することによって明らかとなります。」

24: 2019/03/18(月) 20:33:37.28 ID:mfqYJyiI0
野村「『講』とは、まず言語的なものであり、そして構造的なものであります。
    要するに人工言語的、形式言語的なのですね。
    それに加え、教えを贈与する、という行為的な側面も持っています。」

25: 2019/03/18(月) 20:36:54.67 ID:mfqYJyiI0
野村「これら全てのことから、『講』は、私の感覚では、『ドネ-フォルマル』に置き換えられるのが自然です。
   なお、この置き換えは少々高度であり、まだ教えていないテクニックや付則を使いました。
   それはおいおい説明します。」

40: 2019/03/18(月) 22:02:41.59 ID:pckTPb4q0
>>25
> 野村「これら全てのことから、『講』は、私の感覚では、『ドネ-フォルマル』に置き換えられるのが自然です。

わけがわからないw

44: 2019/03/19(火) 01:38:18.80 ID:uJAuUkUT0
>>25
これ重要だし寧ろ詳しく教えて欲しい

26: 2019/03/18(月) 20:38:22.49 ID:s8bO071R0
そういや魔ペ朱スレってどうなったの?

30: 2019/03/18(月) 21:08:26.74 ID:s+oCj9vOM
>>26
懐かしい、出来たのがもう10年前か
13RRか零式あたりで消滅したっけ?

Aちゃんコピペとかノヴィラ=テティーダ等ノムリッシュという言語を具現化した功績はデカイ

27: 2019/03/18(月) 21:00:52.59 ID:mfqYJyiI0
野村「ここまでで、『ラジオ講座』―私の感覚では二度と耳にしたくないほど耳障りな平凡さをもつ語ですが―
    これが、『ラ-ジオ-ドネ-フォルマル-座』となりました。」

33: 2019/03/18(月) 21:16:47.90 ID:n8cXzaOW0
>>27
ブラボー!

28: 2019/03/18(月) 21:03:49.36 ID:+ZAeit6+a
お気に入りに入れたので引き続き宜しくお願いします

29: 2019/03/18(月) 21:03:59.65 ID:mfqYJyiI0
野村「『座』置き換えましょう。」

34: 2019/03/18(月) 21:26:29.49 ID:mfqYJyiI0
野村「うーん、どうしましょうか、こんなとき、私は自分の中の内なる神秘的なものに尋ねます、
    ひたすら問いかけます、
    本当に『座』でいいのか、他にもっと美しい響きがあるのではないか―
    そうすると、見つかるのですね、『座』は実に『プラス』に置き換えられます。」

35: 2019/03/18(月) 21:29:35.05 ID:mfqYJyiI0
野村「『ラ-ジオ-ドネ-フォルマル-プラス』、これをもっと美しくするために、
    先ほどの『切断』と『結合』、更には可換性すなわち置き換えを繰り返し用いて、
    以下を得ます。
     『ラ-ジオ-ド-√-フォ-le-悪シキ場』。」

36: 2019/03/18(月) 21:33:14.37 ID:mfqYJyiI0
野村「うーん、いい感じですね」(自己陶酔)

38: 2019/03/18(月) 21:39:45.20 ID:mfqYJyiI0
野村「お疲れ様でした。本講座の第一回目を終わります。次回は来週を予定しています。どうぞお楽しみに。」

41: 2019/03/18(月) 22:36:56.90 ID:vzmnvncra
良スレ

43: 2019/03/18(月) 23:13:06.92 ID:/QsZjMxe0
更に闘う者達

46: 2019/03/19(火) 02:16:23.60 ID:czatEpoXa
深淵をのぞく時、深淵をのぞいているのだ
ニーチェの言葉やで

47: 2019/03/19(火) 08:02:59.53 ID:lVW/rOjxM
>>46
深いな…

39: 2019/03/18(月) 21:40:58.25 ID:regAFjMyd
ノォウムリッツ語マスター頑張る😆

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引用元 http://krsw.5ch.net/test/read.cgi/ghard/1552905968/