上条「まぁこんなの漫画の中だけの話だろ。上条さんにはまったく縁のない話ですよ」
上条「さて、漫画も読み終わったことだしちょっと昼寝でもするか」
上条「」スゥスゥ
ガチャ
禁書「ただいまー……あれ、とうま寝てる…」
禁書「……」ジー
禁書「とうまぁ……」チュッ
禁書「んちゅ…れろ…はむ…」レロレロ
禁書「とひゅま…あひしてるお…んちゅ…」トロン
元スレ
上条「へぇ、ヤンデレってこわいな……」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1398932484/
上条「ん……うお、もう夕方じゃねえか。長い事寝てたみたいだな……」
上条「あれ?なんか口の周りがすっげえべたついてんだけど……そんなによだれ垂らして寝てたのか」
禁書「とうまおはよー!」ニコニコ
上条「おお、インデックス帰ってきてたのか。てかおはようってもう夕方だぞ」
禁書「とうまの寝顔見てたら時間が一瞬で過ぎて行ったんだよ」
上条「何言ってんだよお前。よし、そんなことより晩飯作るから待ってろよ」
禁書「うん!それまでさっき採取したとうまの唾液でも眺めとくんだよ」
上条「ええと……醤油は…と」ガサゴソ
上条「そうだインデックス、姫神と遊んでたんだろ?楽しかったか?」
禁書「うん!やることやってすっきりしたんだよ!」
上条「へー、そりゃよかったな」
上条「明日学校行ったら姫神にちゃんと御礼言わなきゃなぁ」
禁書「御礼、言えるといいね!」
上条「ああ」
翌日
上条「行ってきまーす!」
禁書「行ってらっしゃいとうま!まっすぐ帰ってきてね!絶対だよ!女の子とお話しちゃダメだよ!?」
上条「おいおい朝から何を興奮してんだよ。落ち着けって。じゃあなー」
禁書「……」
スフィンクス「にゃーん」
禁書「ねえスフィンクス……とうまはどうしたら私のものになると思う?」
スフィンクス「にゃーん」
禁書「そうだよね……ふふふ…」
上条「ふんふふん~」スタスタ
五和「上条さーん!」タッタッ
上条「うお、五和じゃねーか!どうしてここに?」
五和「上条さんに会うためです!」
上条「社交辞令は良いって。やっぱり仕事か?大変だな~」
五和「社交辞令じゃないですってば!」
五和「ところで上条さんは御味噌汁は白味噌のほうが好きでしたよね?」
上条「ああ、そうだけど」
五和「どうして今日の朝は赤味噌だったんですか?」
上条「いやーたまには新しい道を切り開こうかなーと……あれ?なんで五和がそんなことを?」
五和「ベランダから朝の上条さんをずっと観察してましたから!」ニコッ
上条「はは、おいおい五和らしくない冗談だな。…おっと、そろそろ行かなきゃ。また会おうぜ!」
五和「あ、授業中も見てますから実質ずっと一緒ですよ」
上条「?」キョトン
上条「それにしても今日はいい天気だなー」スタスタ
食蜂「おはよう上条さぁん」
上条「お、食蜂。久しぶりだな」
食蜂「何言ってるのよお。毎日会ってるじゃない」
上条「え?何言ってんだよ」
食蜂「毎日私、あなたのこと着けてるのよぉ?だから久しぶりじゃないわよぉ」
上条「付けてる…?」
食蜂「あっ、私ったらつい口が滑っちゃったわぁ!てへっ☆」
上条「まぁ元気そうで何よりだな」
食蜂「私の体調を気遣ってくれるなんて……やっぱり上条さんは優しいのねぇ」
食蜂「その優しさを私だけに向けてくれたら……あんなことしなくて済んだのかしらねぇ」ボソッ
上条「え?」
食蜂「ううん!なんでもないわよぉ☆」
上条「そういえば最近御坂を見かけないんだけど、食蜂は何か知ってるか?」
食蜂「」ピクッ
食蜂「どうして上条さんが御坂さんの心配してるの?」
食蜂「どうして?ねえどうして?今は私と話してるのよねぇ?まぁそんなに知りたいなら答えてあげてもいいわよぉ」
食蜂「御坂さんは常盤台の皆からいじめられて精神病院にでも入院しているんじゃないかしらぁ?いじめの原因は知らないけどねえまぁ可哀そうな御坂さん」
食蜂「でもきっと天罰が下ったのねぇいやぁいじめの原因は分からないけど今回ばかりはグッジョブと言わざるを得ないわねえさすが私」
上条「え、ちょ、早口で何言ってるのか分かんねえよ…」
食蜂「あらぁ、私としたことが少し興奮しすぎたようねえ。ごめんなさい上条さん」ニコッ
上条「はは…じゃあ俺はこれで」
食蜂「あっ、上条さん待って!今日の放課後空いてるかしらぁ?もし良かったら私と……」
上条(ええと……たしかインデックスがまっすぐ帰ってこいって言ってたな)
上条「ごめん、今日はまっすぐ……」
神裂「私と出かける予定でしたよね?」ニコッ
上条「え?か、神裂?」
食蜂「あらあらぁ?こんなところに危ない痴女が。すぐ自首させないとねえ」スッ
神裂(むっ、あのリモコン危なそうな予感がします!すぐに当麻を連れて退避しなければ!)
食蜂「」ピッ
食蜂「…あらぁ?上条さんと…あの痴女もいない!?ふ、二人でどこ行ったのよお!!さ、探さなきゃ!」ダッ
食蜂「はぁ…はぁ…だめ…もう走れない……」ゼエゼエ
神裂「ふう…なんとか撒けましたね」
上条「か、神裂…苦しい……」
神裂「あ、す、すみません」ギュ
上条「ちょ、苦しいって…し、死ぬ…」
神裂「し、死ぬ!?駄目ですよ当麻!死んでは駄目です!」ギュウウ
上条「ぐああああああ!!!」
上条「はぁ…はぁ…」
神裂「す、すみません当麻……取り乱してしまって…」
上条「い、いや…いいって……あれ?」
神裂「どうかしましたか?」
上条「神裂、いつから俺のこと名前で呼ぶようになったんだ?」
神裂「呼んではいけませんか?あのアマ…インデックスも呼んでいたので、私も呼ぼうかと思いまして」
上条「いや、全然いいよ。神裂と前より親しくなった気がしてさ。前々からフルネームで呼ばれるのはあんまり好きじゃなかったんだ」
上条「俺も神裂のこと名前で呼ぶわ」ニコッ
神裂「そ、それはプロポーズですか!?///」
上条「ん?」
神裂「式はいつにしますか?場所はやっぱり日本ですか?それともイギリスでしますか?私としてはやはり日本で式を挙げたいなぁなんて思っていたところなんですよ」
神裂「あ、学校のことなら心配しないでくださいちゃんと通っていいですよ。ただし私が毎時間毎授業監視しますよ?当然ですよ、変な虫がつかないように、妻としての役目を果たさな
くては」
神裂「あ、凄くいい考えを思いつきました。結婚式のスピーチはぜひとも五和に出てもらいましょう!きっと満面の笑顔で素晴らしいスピーチを披露してくれますよ」
神裂「あなたはどう思いますか?」クルッ
神裂「……あれ?当麻がいない」
上条「やっべえこのままだと遅刻だ!本当に留年しちまうって!」ダダダ
オルソラ「あら、上条さんではございませんか」ニコー
上条「お、オルソラ!?お前も学園都市に!?」
オルソラ「はい、あなた様に色々いやらしいことがしたくなったのでございますよ」
上条「や、やらしいこと!?」
オルソラ「あら、上条さん、汗が凄いのでございます」
上条「ん?ああ、ちょっと急いでたもんだから」
オルソラ「そのままじゃ風邪を引いてしまいますよ?私、今ハンカチを持っているので拭って差し上げます」
上条「え、ああ……ありがとう、オルソラ」ネチョオォ
上条「……え…すげえ糸引いてる…」
オルソラ「あ、申し訳ありません。先ほど私があなたを想いながら自慰行為をしたときに使用したハンカチでございました」ニコッ
上条「」ネチョー
上条「お、オルソラ、そんな……痴女だったのか?」
オルソラ「まぁ。私はただあなた様をお慕いしているだけでございますよ」
上条「だからってお前、男の顔に愛液を塗りつけるなんて……」
オルソラ「マーキングでございます」ニコッ
上条「マーキング……?」
オルソラ「はい、あなた様はオルソラ=アクィナスのものであると。誰にも渡さないと。そういう意味でございますよ」
上条(はっ…!まさか!あの時の御坂もマーキングをしていたのか!?)
二か月前
美琴「ちょっとアンタ!」
上条「なんだよビリビリ」
美琴「そこに寝そべって」
上条「は?この道の真ん中でか?」
美琴「そ、そうよ!早くしなさい!」
上条「ええ~なんだかわからないけどさっさと済ませてくれよ?」
美琴「う、うつ伏せになって」
上条「はいはい」グデー
美琴「……」ブルッ
上条(……何も起きねえ…)
ジョワアアアアア
上条(え!?何!?妙に生温かい何かが……)
美琴「はぁ…はぁ…」
上条「お、お前なに人の頭におしっこ掛けてんだよ!?」
美琴「マー…うあー!なんでもない!ごめん忘れて!」ダダッ
上条「な、何だそりゃ……」ポツン
上条(あのときは訳も分からず途方に暮れてたけど……もしかしてオルソラと同じマーキングってやつだったんじゃ…?)
上条(……いや、そんなわけないな。あいつが俺のこと好きなわけないし。きっとどうしてもおしっこが我慢できなくて俺にかけたい衝動に駆られたんだろう)
オルソラ「上条さん。私の気持ちが分かって頂けたでしょうか?」
上条「え、あ……」
オルソラ「貴方様は私のものでございます……誰にも渡したくない……そのためなら他の女性は…」ニコッ
上条「そ、そのためなら……?」
オルソラ「殺します」ニコッ
上条「……はは、おいおいオルソラ。冗談が過ぎるぜ。仮にもシスターのお前がそんな……」
オルソラ「それだけの覚悟がある、ということでございますよ」
上条「……と、とりあえず学校行くわ…もう遅刻してるけど……」
オルソラ「お返事、お待ちしてるのでございます」ニコニコ
上条「はぁ……」トボトボ
上条「頬……カピカピになっちまった…公園で洗っていくか」
公園
上条「」ジャバジャバ
上条「……はぁ、進級がますます遠のいていくなぁ」
上条「……ん?……うわ、なんだあれ……黒塗りの車にいかつい男が何人もたむろってる…」
上条「別の道通って行こうっと」スタスタ
「目標発見しました。確保します」
上条「はい?」
「よし、全員で奴を押さえろ!」
上条「ええ!?ふ、不幸だああああああああ!!」
上条「ん……」パチッ
上条「うわ…何だこの部屋…真っ白……」
上条「やべえ、あれから何時間たったんだ…?学校…無断欠席になっちまう…」
上条「ちくしょう、全身ぐるぐる巻にされててまったく身動きがとれねえ…」
バードウェイ「御目覚めかな?上条当麻」
上条「バ、バードウェイ!良かった、助けに来てくれたんだな!」
バードウェイ「おーちゃんと縛ってあるな。よしよし」
上条「え…?ど、どういうことだよ」
バードウェイ「お前をここに連れてこさせたのは私だ」
上条「な、なんだって!?」
上条「どうして、こんなことを…」
バードウェイ「ふふ、どうして、か…」
上条「バ、バードウェイ?」
バードウェイ「答えはこうだ」チュ
上条「!?」
バードウェイ「はぁ…はぁ…くちゅ…はむ…んぅ…」レロレロ
上条(な、ちょ、え!?なんで俺キスされてるんだ!?なんで舌入れられてるんだ!?しかも12歳の女の子に!?)
上条「んちゅ…く、くる……はっ…くるし…!!」
バードウェイ「ん?どうした、そんなに真っ赤な顔して。照れているのか?」ツー
上条「はっ…はっ…お前…どうして……」
バードウェイ「お前を愛しているからだよ」
上条「こ、こんなの間違ってる……お前はまだ子供だから、その時の感情で、お前は大事なファーストキスを失って…」
バードウェイ「ファーストキス?一か月前、寝ているお前に捧げたが」
上条「!?」
バードウェイ「ふふふ……さぁ、私がこの部屋でお前の面倒を一生見てやろう」
バードウェイ「そうだ、体も濡れタオルで入念に拭いてやろう。お前の排泄の世話だってもちろんやる」
バードウェイ「お前は何もしなくても、ただこの部屋にいるだけで生きていくことが出来るんだ。どうだ?悪くないだろう?」
バードウェイ「ただし!!!!」
バードウェイ「絶対にこの部屋から出ることは許さない」ズイッ
バードウェイ「私だけを見ていてくれなきゃ嫌だ他の人間と話すな目を合わすな」
バードウェイ「お前はずっとこの部屋で生きていくんだ。お前が老いてよぼよぼのじーさんになるまで、それこそ死ぬまでずっとだ」
バードウェイ「私とここで二人で生きていこう?な?」
バードウェイ「外の世界は辛いぞ?なぁ?お前はそれを誰よりも知ってるものなぁ?」
バードウェイ「ここならお前を傷つけるやつは誰もいない。お前を誰よりも愛している私だけが、お前のそばに居よう」
上条「……」
上条「………………オティヌス」
バードウェイ「あ?」
バードウェイ「おーい、正気か?」ギロリ
バードウェイ「上条。今、なんて言った?私以外の女の、あの忌々しい元魔神の名が聞こえた気がしたんだが」
バードウェイ「気のせいだよなぁ?だってこんなにも素晴らしい空間に、お前は何の文句もないはずだから。お前は私を愛しているから」
上条「…………オティヌス」
バードウェイ「っ!!」ドカッ
上条「」ゴロンゴロン
バードウェイ「私の名前を呼べよ!!呼ぶんだ、さぁ!さぁ!!!」
上条「………オティヌス」
バードウェイ「こっ…のぉ!!!」バキッ
バードウェイ「どうしてあの女なんだ!?おかしいだろうが!!私がお前を一番愛しているのに!禁書目録よりも、オティヌスよりも!どうして!」
上条「……俺さ、オティヌスが、好きなんだよ」
上条「俺、全部知ってたし、全部聞こえてた」
上条「インデックスが俺の唾液を集めて毎晩性器に塗りたくってオ○ニーしてるのも」
上条「五和が毎日ベランダからこっそり窺って時々部屋に入っては下着を盗んでいくのも」
上条「食蜂が毎日俺の後をつけてアホみたいに写真撮りまくってたのも、全部知ってた」
上条「………オルソラやお前は、知らなかったけど…」
上条「あと御坂の奇行も分からずじまいだけど…」
上条「それでも、俺はオティヌスが好きなんだよ」
バードウェイ「くっ…そぉ!!もういい!ここでお前と一緒に死ぬ!それしかお前と共になれる道が無いのなら、喜んでその道へ突き進もう!」
オティヌス「おおっと、そいつは殺して貰っちゃ困る」
バードウェイ「!?なんでここに!!」
オティヌス「当麻は返してもらうぞ」
バードウェイ「なっ、待てぇぇぇ!!!」
オティヌス「……ああいう告白は面と向かって言ってくれないか、なんかもったいないだろ」
上条「実際に言うとなると照れくさいじゃんか…」
オティヌス「……私もお前が」(ボソッ
上条「え?なんだって?」
オティヌス「~~ッッ!!この鈍感!!」
上条「ぶべらっ!?」
こんな感じで乗っ取りエンド